家事

 

週末、稲垣えみ子さんの

「家事か地獄か」を再読していて

また、家事と暮らしについて

考えています。

 

せめて日曜日だけは

来たる娘たちとの同居のために

片付けをやろうとしていて

今日はベランダに設置していた

エレクターの棚をクローゼットルームに移設。

元々は処分しようと思っていて

そのために運ぼうとしたところで

待てよ、と思いつきました。

クローゼットに入るんじゃないの?と

測ってみるとちょうどいい!

この棚をパントリーとして使うことにします。

 

共有のものとして使うものと

プライベートのものをまず分類して

それぞれのものを収める場所を考えています。

個人のものは基本寝室に。

洋服のみクローゼットルームに

はみ出させることにすれば、

どうにか収まるのではないかという作戦。

 

彼らのモノのための空間を作らねばならず

あれこれ考えながら今あるモノを処分しつつ

限られた空間で使いやすく収納 と

考えていたところで

必要最低限のものしかなければ

そもそも収納に悩むこともないのだなと

稲垣さんの本を読み、

改めて考え込んでいます。

そんなに多い方ではないと思うけど

やっぱり少ないわけではない。

 

暮らしをシンプルにすればするほど

楽になるだろうことは容易に想像がつくのに

なかなか踏み切れないのは何故だろうな。

まだまだいろんな方向に

未練や欲望が残ってるのだよねぇ。

 

でも、年を重ねていけばいくほど

自分の手に負えないことも増えていくはず。

掃除、洗濯、料理など

家事を軽やかに、

手に負えるものにしておくことは

きっと本当に大事なこと。

おそらくモノを減らすことで

かなっていくのだろうと思うから

これからも新しい暮らしが始まっても

試行錯誤を続けていこうと思うのです。

 

なんだかんだと

変化は楽しいね。

 

そりゃ豪華旅行も楽しいと思うけど

知恵を絞り、あれこれ工夫を繰り返し

ドロドロになった雑巾を洗いながら

達成感に満たされる休日も

負けてないように思えます。

 

読み返して一番心に残ったのは

本当に年をとり、

最後に何もすることがなくなった時に

どうすればいいのかという問いに

日々暮らすための家事さえあれば

何もすることがなくなることはないと

答えを導いた稲垣さんの結論。

生きるということはそういうことだねって

深く深く頷いています。

水切りかご

 

水切りかごを買いました。

この家に来てはじめての水切りかご。

十年以上使わずに暮らしてきたわけです。

 

使わなくなったのは

なんだかんだ言っても水が溜まるし

定期的に拭き上げなくては

水垢でどんどん気持ち悪くなるけれど

形状的にその作業が結構面倒で

ないほうがスッキリするのでは!?と

思いついてしまったから。

で、一人暮らし程度の量の洗い物なら

そんな感じで過ごせてしまっていました。

 

でも、この十年の間に

水切りかごも進化してます。

狭い場所にも好きなように置ける

色々な形状のものがあり

サイズも探せばピッタリものを探せます。

水はシンクに向かって

流し落とせるものも増えているし

デザイン的にも納得のいくものが

あれこれと見当たります。

 

ということで、置く予定の場所を測り

色々なメーカーのものを比べて

発注しました。

 

 

DINOSさんで選んだ流しの横に置くタイプ。

 

 

こんな感じに収まりました。

箸立てやらコップ立てやらのパーツは

なんとなく気に食わず取り外してすっきり。

あったほうが便利だろうなと

使いながら思ってはいますが

まぁなくてもいけそうなので

このままいきます。

 

使い始めると、やっぱりいいね。笑

置く場所が決まっていて、

そこにおけばいい感じに水が切れるのは

悪くないねぇ。

 

洗い物が一段落したら、

底の水切りパンとカゴを軽く拭く

そういう作業を厭わずにできるくらいに

この十年で自分にも家事が身についています。

やれやれ。

 

スポンジも、洗剤入れも

新しいモノを導入して

洗い物が楽しくなっています。

うん 悪くない。

なんか、いいじゃん。

 

一人暮らしを続けていたら

こうはならなかっただろうことが

少しずつひとつひとつ。

生活を新しくしていくことは

いろんな場面でいろんな場所で

あらゆる可能性があるってこと。

 

住む場所を

着る服を清潔に保ち

身体に取り入れるものを作る

 

暮らすということは

生きるということ

 

それを楽しく繰り返す日々を

作っていくのは

ささやかだけどやりがいのある仕事。

 

年齢を重ねていくここからは

間違いなくますます大事になること

軽やかに楽しんでいけますように。

 

断捨離は続く

 

相変わらず週末になると

あちこち片付けたり、考えたり、

なんだかんだと慌ただしい。

 

洗濯機とソファを処分せねば、というのが

かなり大きめの処分問題。

ソファはこの記事で詳しく書いておりますが

IKEA のもの。

シングルベッドにもなる深めの座面が嬉しくて

気に入って使っていましたが、

処分するとなるとかなり大変。

大きいからねぇ。

粗大ゴミにするにしても、

どうやってゴミ置き場まで運ぶのだい。

 

洗濯機もまだまだ使えるし

手入れもきちんとしてたから

きれいな状態です。

リサイクルにもお金がかかるのねって

いろいろと調べてみましたが

最終的にどうしようもなかったら

全部まとめて処分してくれる

リサイクル業者に頼むという手もあるかと

考えたところで

ダメもとでジモティーに出してみました。

 

適当に写真を撮って

運び出してくれるなら

無料でどうぞ、と書いてみたら

すごいねー

洗濯機など、ものの数分で

10通以上の申し込みがありました。

これは業者さんですね、とわかる感じ。

とはいえ、びっくり。

一番最初にメールをくれた人に

お譲りしますと連絡しました。

出来るだけギリギリまで使えるよう

日程は調整してもらいます。

 

ソファは猫の爪とぎあとがひどいので、

カバーは新調してくださいねと正直に。

こちらは一般の方と思われる方から

問い合わせをいただきました。

まだいろいろ打ち合わせ中なので

決まったわけではありませんが、

どうやって捨てようと悩んでいたものが

こんな風に誰かに貰われていくのなら

ありがたいなぁと嬉しいことです。

 

あとの大きめのものはテレビ台。

IKEAの安物だし、劣化も酷いし

これはどうにか運び出せるのではないかしら。

とはいえ、かなり苦労するだろうなと

想像がつきます。

で、他のものもいろいろ含めて

リサイクルの業者さんに一括でお願いするのも

いいかもねと まだ思ってます。

大物がなくなったので、軽トラでいけるなら

あれこれ粗大ゴミで出すよりも

安く上がるかもしれませんものね。

粗大ゴミもたくさんになると

意外と費用がかさみます。

30cm以上のものは全部粗大ゴミって思うと

そこそこあれこれあるのよね。

 

インスタグラマーのyur.3が

先日上げていらしたコンテンツにあった

『断捨離で大切なのは、

得しようなんて思わないこと』

という言葉が刺さりまして

売ろう、とか思わなくていいのだと

ふっと楽になりました。

必要ないものはどんどん処分しよう。

 

トランクルームの中も

数年ぶりに、覚悟を決めて改めてみると

そこにあったことすら覚えていないものが

大量に発掘されました。

なくても全く影響のなかったものたち。

私が死んだ後に発掘されたら

きっと娘が困り果てることでしょう。

そこにしまい込んだ時には

捨てがたかったものなのかと思うと

不思議な気持ちになります。

バッサバサと処分処分。

amazon の大きな茶色の紙袋が大活躍です。

 

(これね。)

 

一旦ここに入れると、

中身が見える心配もなくて

気持ち楽に、思い切りよく捨てられます。

このタイミングでまた、

この作業が出来たことのありがたさ。

まだまだたくさんあるモノと

どうやって最後まで付き合うのか

最終的にはどうなるのがいいのか

試行錯誤は続いていくのでしょう。

 

自分がこだわって残しておきたいと思うものと

意外ともう執着してないと気づくものと

いろいろあって面白い。

これは年月とともに変化していき

おそらくどんどん執着しなくなるんだろうなと

想像がつきます。

死ぬ時に持っていけるものなど

ひとつもないのだ。

そして残されて本当に嬉しいのは

お金くらいじゃないかねぇ

(せめて借金は残さないようにするよ)

 

着物と和裁には

今気持ちががっつり向いているから

その辺りのものはまだ手元に残したいけれど

本や日記や記録的なものへの執着は

どんどん薄くなっています。

日記など、ほんと

死んだ後に見つかったら

恥ずかしい以外のなにものでもないから

全捨てです。全捨て。

最近ではペラペラのノートに何かしら書き

ノートがいっぱいになったら捨ててます。

考えていることを吐き出すのは

必要な作業でも

それが終わったら

自分でも読み返すのが恥ずかしい。

同じことを何度も何度も何度も考えて

決意するのに出来ない何十年の歴史には

自慢できることなどひとつもないぜ。

死んだ後のことに思い至る年齢になると

そういうものへの未練は全くなくなるのねぇ。

 

その点、PCの中に埋もれていくものは

嵩張らなくて、気が楽です。

一応誰かが読む前提で書いているので

それなりに「よそ行き」になってるしね。

 

やってみれば、気持ちいいのがわかってる

片付けという作業。

心理的なハードルの高さは

なんかダメな自分と向き合うことだからかなぁ。

まだまだ続きますが、

すっきりと片付いた空間をイメージして

頑張ろうと思います。

 

 

 

 

変わる生活

 

春からは一緒に暮らす人が増えるから

もうちょっと生活を普通にシフトしなくてはと

いろいろ試行錯誤中です。

 

皿を洗うのは(布巾ではなく)

スポンジにしていただけるでしょうか

水切りカゴを導入してもらえますでしょうかと

当たり前と言えば当たり前のリクエストを

娘から出されて、まずはスポンジを導入。

スポンジの置き場所はシンク手前に

無印で買ったこれをつけました。390円なり。

 

 

 

レビュー通り、落ちやすいしグラグラするけど

とりあえずは ま、いいでしょう。

スポンジ生活に戻るなら

スポンジが視界に入らないことが

まずは第一条件。

 

そして使ってみるとやっぱり

布巾よりスポンジの方が

スピードは上がるし

洗いやすいのは間違いないのね。

 

消耗するスポンジをストックしたり

買い足したりする手間と

そもそもプラごみになるものを買うことに

抵抗を示しての布巾でしたが

一人分じゃなくなるというのは大きな変化。

洗うお皿の枚数も増えるのだから

水切りカゴもあった方がいいのかも。

 

なんてね、こんな小さなもの

ひとつひとつについて

あれこれ考えて過ごしています。

想像と現実はまた

全く違ったりするのだろうけれど

とりあえず

イメージする以外にないから

変化していくであろう生活に

少しずつ慣れていかねば。

 

今までは自分ひとりが良ければ

それで良かったことが

そうじゃなくなるのだねぇ。

一緒に暮らす人がギョッとして

嫌な気持ちになるようなことは

ないだろうかと考えます。

 

なければないでどうにかなってたけど

ティッシュが生活に戻ってきたら

びっくりするくらいに使うんだろうと

想像できてしまうのが

我ながら悲しいのに

ティッシュが戻ってくる!と

どこかで喜んでるような自分もいて

なんか複雑。

 

あれもこれもそれも

全部楽しんでいこう。

誰かと生活を分かち合うことを

面白がっていこうと思います。

 

次に

 

なんだか妙に生暖かい日が続きましたが

今日の東京は雨。

週末まで雨が続き、しばらくは寒いようです。

変な気候に不安になりますよね。

いやはや。

 

”洋服を作る”というミッションがなくなったため

妙に時間がある日常にしばらく戸惑ってました。

しなくてはいけない業務を把握して、やることと

今までと違う “次” を考えて、そして動くこと

自宅の整理と個人スペースの縮小プロジェクトを

粛々と進めること

そういったことに心を向けることが

どうにかできるようになってきたようです。

 

少しでも時間があると

有効に使わねば と思ってしまうし

忙しくしてること = 頑張ってること

みたいに思い込んでた数十年。

この刷り込みはしぶとくて

のんびりゆっくりしてると

罪悪感が襲いかかってきていたのですが

それにもずいぶん慣れました。

 

ペースダウンは年齢的には

ありがたいことなのです。ほんと。

 

ここから先の想定数十年を思うと

正直なところ、不安しかない。笑

どのくらいまで身体と頭が動くのか

どのくらいまで働く場所があるのか

ささやかな年金額のお知らせ通知を見ながら

それでももらえるのはありがたいわねぇと

意外とすぐやったねぇと思ったりしてます。

 

ずっとちゃんと働いてきてくれた

パートナーがいるということのありがたみは

ここから威力を発揮するのだろうな。

独り身を通してきてしまったからには

自分でどうにかするしかないけれど

娘たちと一緒ならどうにかなるかな と

思いがけないタイミングと成り行きに

ただただ感謝しかない気持ちになってます。

年金もらう年になるまでは

知恵を絞って稼いでいきましょう。

 

ありがたいことに、小さな仕事の依頼は

ぱらぱらといただいております。

そういうお仕事に誠意を持って取り組むことで

また何かに繋がるといいなと考えながら

ようやく、次の人生のことも

考えられるようになってきました。

 

転機 という人生のタイミングの上に

まさに今、いるのだなぁ と思います。

何があっても

笑いながら、歩いていきましょうね。

 

噛み砕いて熟成することごと

 

Netflix や Youtube などを見る。

今はお風呂程度なら大丈夫な

スマホもいっぱいあるから

お風呂でのんびりしながら

見てるって人の話もよく聞きますし

気持ちがしんどい時に

キッチンの片付けものをするときや

洗濯物を畳むときにも

助けてくれるツールにもなっています。

 

一人でご飯を食べる時にも

眠る前のひと時も

ジャムのためのリンゴをたくさん刻む時、

煮干しの頭と中骨を取りながら

手を動かす単純作業をする時にも、

タブレットを持ち運ぶようになりました。

 

読書にハマっている時には

延々とどこででも読み続けます。

結構幸せな時間ではあるけれど

あっという間に休日が終わってたりすると

なんとはなしに罪悪感があったりします。

 

いつもいつも何かの楽しい刺激を

欲しがってる自分は

なんだかやばい気がしてきます。

 

何も見ず、何も聞かず、

何も読まず、

何かをする時間、

考えごとをする時間を

意識するようになりました。

 

日記的に、その時に思ってることを

なんでもいいから

手で、うわーっとノートに書く時間

集中して料理をする時間

掃除や片付け、縫い物をしている時間

そして仕事の時間

ぼんやりとでも、もっと積極的にでも

自分の頭で考え、そして、

自分から何かをしている時間です。

 

そういう時間にもずっと

オーディブルやラジオを聴く時も

もちろんあるんだけれど

受動的に情報を受ける時間が

多すぎると

処理しきれない感覚があります。

 

入ってきたものを噛み砕いて

自分の頭で考えて

日々の中に溶かしていくためには

ある程度のバランスが大事みたい。

 

入ってくるものがない時には、

自然と何かしらを考えています。

後ろ向きにウジウジしている時もあれば

希望に満ちた野望を

胸に灯している時もあり

小さな躁鬱みたいなものは

普通に日々やってきます。

 

考え方、見方の方向を変えるだけで

次のステップが見えたり

誰かの小さなひと言で

大きな決心をしてみたり

意識せずとも時間をかけて考えていることは

頭の中で発酵したり熟成したりしながら

いつか何かの形にまとまっていくのかもね。

 

だから、インプットだけじゃだめで

発酵させる時間が必要。

そして、発酵したものは、外に出さないと

自分の中で貯めて弄んでるだけだと

だめになってしまうように

そんな風に感じています。

 

こんなものが出てきたんだけど

こんなことを考えてるんだけど

どう思う?と

信頼できるひとにちょっと打ち明けたり

えいやっと行動に移すことで、

何かしらが起こります。

 

それが小さな失敗の連続でも

思うにまかせないことが続いても

経験値は溜まっていって

軌道修正をしながら

思いも掛けない方向にでも

一歩進んでるのですよね。

 

そんなこともぼんやり考えてる

頭の中から出てくること。

 

しっかり働いて

いい1日だったと思える日。

何もできずにだめだめだった日。

いろんな日を重ねて

でも、ちょっとでもマシな自分であるように

今日も 明日も 頑張っていこう。

ドラマの楽しみ

 

Disney Plus で配信されている

「一流シェフのファミリーレストラン」

というドラマ、ご存知でしょうか?

(以下ごく一部ネタバレになります)

 

新聞の小さなコラムで読み、

気になって見始めたのですが

引き込まれています。

 

ミシュランの3つ星を取ったシェフが

亡くなった兄の残した借金だらけの店を

引き継いだところからドラマは始まってるらしい

というのも、見ながら少しずつ理解していく感じ。

この店を立て直していく のかな?

という感じのストーリーです。

「立て直していくストーリー」と素直に書くのも

ちょっと違うような

そんなにはするする上手くいかない様子。

 

題名のほんわかした印象とは真逆の

のっけからハードな展開。

スピード感のある映像で描かれるのは

正直すぎるくらいにトラブルが起こり続ける

現実的な日々のあれこれ。

 

そんな中でも

希望を持って ではなく

他にどうしようもなくて

もがきながら1日ずつを

必死で重ねていく登場人物たちが

ぶつかりあって、怒鳴りあって、

少しずつ理解し、支え合い始めて

ほんの少し光が見えたり

でも、そうでもなかったり

ちっともすっきりしたりしないんだけど

でも、感情移入してしまう

そんなドラマです。

 

一気に2シーズンを見終わってしまった。

ドラマの中でサッと描かれる料理の

美味しそうなこと。

その世界の厳しいこと。

 

一流の場所に修行に出してもらい

その世界の真髄に触れて

どうしようもなかった登場人物たちが

変わっていくシーンなどでは

胸が熱く熱くなります。

美味しいものを作り、

サーブする仕事は

やっぱり魅力的なんだよなぁ

憧れと現実は全く別の話。

好き嫌いは分かれると思いますが

ご興味あれば、ぜひ。

 

テレビドラマもこのシーズンは

珍しくいくつか見ています。

いつもの朝の連続テレビ小説は

再放送の「まんぷく」も

「ブギウギ」も楽しみに見ていて

始まったばかりの大河「光る君へ」も

今のところちゃんと見てます。

柄本佑君がかっこいい。

 

そして、芦田愛菜ちゃんの

「さよならマエストロ」も見ていて

「作たい女と食べたい女」の第2シーズンも

クドカンの「不適切にもほどがある!」も

見始めたので、結構忙しい。

とはいえ 朝のドラマ以外は

NHK plus とTver で見てるので

録画したりせずに済んでいて

ほんと、いい時代になったよなぁと。

 

大半はテレビではなくコンピューターや

タブレットやスマホで見ていて

少し前の時代のことを思うと

隔世の感があります。

「不適切にもほどがある」で描かれる

昭和の時代はまだ

そうそう、ビデオだった!とかね。笑

 

自分の都合のいい時間に

自分の都合のいい場所に持ち運んで

見たいものを見られるって

夢のようなことじゃないか。ね?

 

こういうものがなかった頃って

こういうものを見てる時間

何してたんだっけ?と考えても

なんだか思い出せない。

その時に放映されてる

テレビを見てたのかなぁ。

 

いい時代になったなと

素直に思います。

面白いって思うドラマは

人それぞれだけど、

やっぱり話題になるものは

面白いよなぁと思います。

今季のヒットは

さて、どれになるのかな?

 

感謝。

本日も、お越しいただき

ありがとうございます。

 

そして、たくさんのご注文を

いただいております。

本当にありがとうございます。

 

お客さまにお伝えすることができて

なんだかホッとしたのですけれど

へなへなです。

あたたかなメッセージもたくさん

いただいており

涙腺はゆるみっぱなしで

へなへなしてます。

ありがとうございます。

 

手元に残るものは何ひとつないような

そんな気持ちでいたけれど

惜しんで下さる方がいらして下さること

それだけで

30年近く心血を注いできたことは

全く無駄ってことは

なかったのかなぁ と

思うことができます。

 

お客さま皆様に

心からの感謝を。

どうぞまだもう少し

パルレシフォンにお付き合いくださいませ。

よろしくお願い申し上げます。

 

 

ご挨拶

 

本日もこのブログにお越しいただき

誠にありがとうございます。

 

昨日のインスタライブでもお話ししたのですが

今日は改めまして、

ご報告とご挨拶を申し上げます。

 

パルレシフォンは、この秋冬をもちまして

新しい洋服を作ることを

お休みすることとなりました。

 

とてもとてもとても 残念です。

 

コロナが始まったあたりから

ずっとずっと考えてきたことです。

コロナが終息し、

生活はもとに戻ったようでありながら

さまざまな価値観や生活様式が

大きく変化したのではないかと

感じることがたくさんあります。

 

その中で、洋服を作り続けることは

なかなか厳しいことで

それでも、と随分あれこれと

手を尽くしてきたのですが。

 

1995年に3人で創業し

1999年に会社を設立

2012年に代表取締役に就任

2014年から経営は一人体制になりました。

結果、本当に力不足でしたねぇ。笑

 

兎にも角にも、会社設立してから25年

続けてこられたのは、

ひとえにお客様に支えていただき

そして取引先様からも

たくさんのお力添えをいただいたから。

心から感謝を申し上げます。

 

ようやく、思うようなものが

デザインも品質も縫製も含めて、

作れるようになってきた

手応えがあるというのにな。

 

とはいえ、実のところは

苦しみ抜いてきた29年です。

創業時は31歳!

モノを知らず、怖いモノも知らず

勢いでどうにかなる、とやってきましたが

今から思えば、いろいろな方々に

たくさんご迷惑をかけてきたのです。

どうにも冷や汗が止まりません。

 

デパートにお店を持たせていただいたり

貴重な経験も、楽しい思いも

悔しい思いもさまざまに

味わう時間でもありました。

 

娘のために、と

小さな洋服を作り始めた時には

娘はまだ2歳でした。

それが今や31歳。いやはや。

 

作ったたくさんの服を通して

お客様と繋がることができたことが

何よりの宝物です。

喜んでくださる方がいてくださるから

作り続けることができると

実感する日々でした。

本当に本当に、ありがとうございました。

 

小さい頃からモデルをさせてきたので

娘が大人になるまでの様子を

見てくださっていたお客様もいらして

お客様のお嬢様との年齢が

近しいとのお話もよく伺うことがあり

なんというか、本当にありがたいことでした。

 

昨年還暦を迎え、

ここから先、今までと同じように

働けるのかと考えました。

頭はまだ動いていますけれど、

気力体力は昔のようにはいきません。

 

あれやこれや 随分と長い時間

もやもや考え続けていましたが

ある日 すとん、と諦めがついたのです。

あんなに続けることにこだわっていたのに

もう、ここで止まろうと思えたのです。

 

誰かに言われて止まるのではなく

自分で決めること 納得することが

必要だったんだと

気が付くことになりました。

たくさん泣いて

ふっと楽になりました。

 

それからもまだしばらくは

どうにかしたら少しなら

作れるんじゃないか とか

じたばたとしていましたけれど

とりあえず、一旦、休もうと決めました。

休みっぱなしになるのかどうかは

また、何が起こり、何に出会うかで

次の道がついていくのでしょう。

 

ですので、パルレシフォンの商品は、

今ある在庫が全てです。

どうぞ今のうちに、

手に入れておいてくださいね。

 

また作ればいいや、と思ったまま

作れなくなってしまったパーカや

リネンのパンツなどが

もう手に入らないかと思うと

我ことながら愕然としておりますけれど

まだ、手に入るいいものも

あれこれありますので、

在庫の中身をチェックしつつ

個人的に欲しいものは

がっつりと確保に走っています。笑

お客様も、ぜひ。

 

新潟伊勢丹様の店舗も

3月いっぱいで終了となります。

ずっと大事に商品を

お客様に届けていただいており

感謝の気持ちでいっぱいです。

どうぞお近くのお客様は

閉店までにぜひ、お立ち寄りくださいませ。

 

パルレシフォンの WEB SHOP は

在庫がある間は稼働したいと思っています。

お客様にお得に手に入れていただけますよう

キャンペーンなどもいろいろ考えております。

引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

さて、あたしはこれからどうするのか。

 

まだしばらくは在庫を販売することに

注力していきますけれど

次の人生のことも考えなくてはですねぇ。

実のところ 脱力してぼんやりしています。

 

すごいよね。何でもできるんだよ。

(いやいやできひんって)

何がやりたい?って

この歳になってまた考えることになるとは。

(60歳を雇ってくれるところがあるのか!?)

生きていかねばならないので

とりあえず、何とかして稼がないと。

 

大丈夫かあたし!? などというあれこれも

思いがけず戻ってくる娘夫婦との暮らしも

賑やかなことになりそうなので

日々のブログはまだまだ書くつもりでおりますが、

ゆくゆくは、note に移行していく予定です。

そして、「ヨムーノ」さんというweb メディアで

ライターとしてのお仕事もさせていただき始めたので

よろしければ、こちらもぜひ見てみてくださいませ。

 

はぁ。どのタイミングで皆様に

お伝えするのがいいのだろうかと

マリさんと随分悩んでいたのです。

察しの良いお客様は、

春夏の商品が出てこないことにも

すでにお気づきだったかも知れませんね。

 

幾つになっても

へっぽこでぽんこつなまま

これからもいくんだろうなと思います。

よろしければ、今後とも

どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

ご飯会

 

先日我が家にお客様が五人いらして

ご飯会的なものをやったのですが、

昔ほど気負うこともなく

準備も、後片付けも(大半はやってくれたし)

さほど特別に大変な気持ちにもならず

出来るもんやなぁと。

 

基本的に取り寄せてくださった

超素敵なメインの食材(牡蠣と鰤)を

みんなでいただく会だったので

献立は決まっていたというのもあり

そのまわりを整えればいいだけだったから

気持ちはとても楽だったのね。

 

他にも持ってきてくださるものは

ありがたく頂戴し、

足りなければ足りない

なければないでまぁいいか、と

完璧を目指さなくなりました。

 

結果お酒もデザートも

持ち込んでいただいたので

お鍋に入れる野菜のバリエーションを増やし

薬味を準備し、ご飯を炊いて

場所と器を提供しただけでした。

でも、とっても楽しかった。

 

お客様が来てくださるというのは

嬉しいことねぇと改めて。

必要以上に身丈以上に

見栄を張る元気も意味もなくなって

今できる範囲でと

思えるようになったのが大きいです。

事前のお掃除や準備も

基本通常運転のままでよかろうと

思えるようにもなったのね。

少し前なら必要以上に大掃除して、

片付けてスッキリ見えるように頑張ったり

していたことでしょう。

そんな気力はなくなったなぁ。

 

いつもより人数が増える分

天板とテーブル足を

トランクルームから出してきて

テーブルは大きくしました。

足りない椅子は

ピアノ椅子も使い、

ikeaの脚立的なやつに

自分が座ることにして

それでどうにか帳尻を合わせて

ま、いいかということに。

 

気負って頑張りすぎて疲れて

人を招くことが億劫になるよりも

このほうがずっと楽しくて

いいよねって実感しました。

 

美味しいものを、一緒に食べる

ただそれだけで、楽しい時間になる

 

外で食べるのもいいけれど

うちでゆっくり食べるのもいい

 

年齢も性別も超えて、気が合う仲間と

こうしてテーブルを囲める機会が

これからもたくさんありますようにと

思った時間でした。

みんな、いつもありがとう。

また来てね!

 

本日も、お越しいただき

ありがとうございます。

 

[Disigner_ Kahoru Yamada]
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