つながること

 

たかはしきもの工房の

高橋和江さんに会いに行くのに

これ聞いてないとあかんやろ、と

ずっと懸案になってたのを

昨日聞きました。

stand.fm で聞けるオトハルラジオの

高橋和江さんの会2回分。

 

震災直後の話から

10年後の今

描いていた夢を形にした話まで

涙なくしては聞けません。

 

昨日は歩き通勤の日だったので

帰り道にずっと聞いてて

バスの中で泣いてしまった。

 

少し先を歩いてくださってる

女性経営者としての和江さんも

とても尊敬しているのですけれど

比べられるレベルではないけれど

商売人として心に刻みたいことが

たくさん聞けました。

(よろしければ、どうぞ

聞いてみてくださいませね。)

 

というようなことを

昨日の Facebook に書いたのですが

そもそも和江さんと

知り合ったきっかけを考え始めて

すごいところまで繋がってることに

気づいてしまいました。

 

和江さんに初めて会ったのは

オトハル主催の浴衣着付け教室。

オトハルのイベントに

参加するようになったのは

元ベネッセの名物プロデューサー

三好洋子さんに

お声がけいただいたから。

 

三好さんと知り合ったきっかけは

友人夫婦を通して。

 

その友人たちは

Bluebear という編集プロダクションを

お二人で運営されているのですが

当時請け負われていた

ベネッセの食材宅配事業の

レシピブックを作るという案件で

イラストを描く仕事を

させていただくことになり

(パルレシフォンだけでは

食べていけなかった頃です。)

そこで初めて三好さんと一緒に

お仕事させていただいたのでした。

 

Bluebear の小栗夫妻と知り合ったのは

娘のバレエ教室に

彼らの息子さんが入って来られたから。

初めてで戸惑ってた

同い年のかっこいい男の子の手を

娘が取って、教室に入っていったという

愛らしいエピソードが残っています。

当時4歳だった彼ら。

 

そう思うと、四半世紀の

おつきあいになるのですね。

うわぁ。

 

小栗夫妻のおかげで

猫を飼う という人生になったし

今住んでいる大好きな家にも

巡り合いました。

今一人で歳とりながらも

安心して暮らしていられるのは

スープの冷めない距離に

彼ら家族がいらっしゃることが

とても大きいのです。

 

彼らを通して出会った人で

大事な友人になっている人たちが

三好さん以外にも何人もいます。

 

離婚直後で不安いっぱいだった

私たち親子に、自然体で接してくださり

心をかけてくださる存在の

どれほどありがたかったことか。

 

仕事をして生きていく女性としての

おおくにあきこさん(小栗夫婦妻)の

姿勢や考え方、働き方

夫婦の在り方に対しても

大きな刺激を受けました。

みんなそれぞれがいいと思う形で

いいよねって

受け止めていただいたような

時期でした。

 

政治・経済・ジェンダー・

映画・小説・漫画・スポーツ

ありとあらゆることが食卓の話題になり

子供たちも自然に自分の考えを持ち

それについてお互いに討論する

そんな家庭の様子に

今も驚嘆しっぱなしです。

現在おおくにさんは主に

ウォールアートフェスティバル

統括ディレクターとして

活躍なさっています。

 

そして、父親が急にいなくなった娘を

いつもニコニコと支えてくださった

小栗氏には感謝しかありません。

本当に。

働くということ

暮らすということ

自分の力を肯定すること

人生を楽しむこと。

その存在のあり方で、

たくさんのことを

私も娘も教えていただきました。

 

離婚しなければ、

この仕事を続けて

いなかったかもしれない。

結婚しなければ、

東京に住んでなかったかもしれない。

子供がいなければ、

小栗夫妻と知り合うことも

なかったでしょうし

娘のような子供でなかったら

彼らとそんなに

仲良くなっていなかったのかもしれません。

娘の親友の女の子のお母様以外とは

バレエ団の繋がりが残っている

当時のクラスの人は

他に誰もいないのですもの。

 

元夫と出会ったのが

最初に就職した会社で、

なんてことを考え始めると

何かひとつが違ったら

全く違う人生に

なっていたのですよね。

 

それは私だけじゃなくて

それぞれの人が全員そうなのでしょう。

そう思うとすごいなぁ。

 

今仲良くさせていただいている人と

出会えたことは奇跡のようなこと。

 

パルレシフォンのスタッフも

お客様も、関わってくださる人たちも

皆奇跡的に出会った

大事な存在であることを

改めて考えたのでした。

 

気仙沼に向かう新幹線の中にいます。

どんな1日が待ってるのか

きっとまた泣いちゃうんだろうなぁ。

 

本日もお越しいただき

ありがとうございます。

今も最前線で戦ってくださっている

世界中の医療従事者の皆様に

心からの感謝を!

 

 

 

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