友人と

 

とある夜に友人と

軽く食べて帰ろう となって

さて、どこに行く?と。

彼女のリクエストで訪れたのは

なんと久しぶりのホテルのバー。

 

 

年齢的に十分な大人しかいない空間。

ほの暗くて、ゆったり座れるソファや椅子。

カウンターに座って、まずは飲み物、

そして食べ物をオーダーします。

 

昔からある由緒あるホテルは

何がいいって、サービスに尽きます。

どんなに素敵なデザイナーホテルや

今時のゴージャスなホテルに行っても

得られないのがこの一流のホテルマン

ホテルウーマンによる細やかな心配り。

 

押し付けがましくなく、

でも、何か頼もうとした目線の先で

すぐに気づいてくれるというのは、ある意味神業。

 

座って落ち着くと気持ちがふわっとゆるみます。

ひどく安心してそこに居られるのは

不愉快なことは、まず起こらないという

確信めいたものがあるからなのか

大好きな友人と一緒だったからなのか。

 

お互いにまだ家に戻ってから

やらなくちゃいけない仕事を抱えていたので

ちょっとだけねって言いながら。

 

 

そして、軽くって言いながら

しっかりいただいてしまった。

 

彼女の方が少し若いけれど

いい歳になっている働く女同士。

今考えていること、トライしてること

抱えている問題のこと

これからの夢ややってみたいこと

話し出すと話したいことは山のようにあり

その空間が素敵すぎて

ずっとそこに居たいような気持ちにもなり

予定よりも長居をしてしまいました。

 

車だったので、私は飲めなかったけれど

それでも十分にその場の雰囲気を

堪能させてもらって、

ノンアルコールビールも

ノンアルコールカクテルも美味しくて

すっかり飲んだ気分になりました。

ホテルのバーの素晴らしさを

改めて体感して、

大事な人と話したい時には

こういうところは本当にいいなぁと

貴重な手札をいただいたような

そんな気持ちになっています。

 

本日も、お越しいただき

ありがとうございます。

 

[Disigner_ Kahoru Yamada]
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