分割仕事

 

平日の料理は、主に朝時間に

すますようになっているのですが

このところ、やっているのが小分け作業。

無意識にやってたのですけどね。

これにより曲がりなりにも

自分で作ったあれこれを

美味しく食べられる日々が続いています。

 

例えば餃子を作ろうと思って買ってきた

餃子の皮の賞味期限がもうすぐです。

まずやるのは挽肉の解凍。

冷凍庫から冷蔵庫に移して丸1日放置で

いい感じに解凍されます。

その間に野菜は何を入れようかと考えて

残っていたキャベツの葉数枚、

なすと茗荷を全て微塵切りにして

塩をするところまでやってボウルを冷蔵庫に。

ついでに小さなおろし器で生姜をすりおろし

ラップをかけたものも冷蔵庫に。

 

夕方帰ってきたら、

挽肉に味噌汁用の出汁を少し、

ラードを少し、酒、塩、醤油を少しずつ

野菜をギュッと絞って入れて

生姜も入れて、混ぜたものを包みます。

 

そこそこ時間と手間がかかるから

1度に全部やろうとすると

まとまった時間のある休日に

となりがちでしたが

この方法なら平日に細切れの時間を使って

できることに気づきました。

この日は餃子を焼いて味噌汁飲んで終了。

満足感は半端ない。

 

味噌汁やスープも、

1. 出汁の準備(水に煮干しを放り込んで放置)

2. 具の準備(野菜を切る・

油揚げを解凍して油抜きをして切るなど)

3. 煮る

4. 味噌をとく(しっかり美味しい味になるまで

粘って調整する)

 

と作業を数回に分けてやるようにしたことで

なんとなく常に何かがある状態が

作りやすくなっています。

 

時間がなければ毎日火を入れておくことで

何日かは持たせられるし、

味噌の入ってないいい出汁があるのは

何かと便利だったりするのですよね。

 

ジャムを煮るのも

切る作業、砂糖をまぶして放置する時間、

煮る時間を別々に取ることで、

結構な量のリンゴを

ジャムにすることができました。

 

今日は栗が水に浸かってるので、

ご飯の後に剥く作業をやらねば。

その間に浸水の時間があるから

栗ご飯は餅米入りにしようかしらね。

 

解凍した鰹出汁に火を入れて

昆布を放り込んできたので

今夜はそれに大根とこんにゃくを入れて

煮てやろうと思ってます。

これは時間をおいて何回か

火を入れた方が美味しいから

明日の主役になる予定。

柚子味噌を多めに作っておくと

ご飯やおにぎりのお供になって嬉しいから

それは明日の朝作ろう。

 

昨日買ってきて冷蔵庫に入れてある

豚肉とベーコンを小分けにして

冷凍しなくちゃだから、

厚いバラ肉を少し焼いて

辛い味噌をつけて食べよう。

もやしは足が早いから

炒めものにしようかな。

椎茸は肉と一緒に半分焼いて

半分は乾燥させておこう。

 

こんな風に、献立はあるような

ないような毎日だけど

自分が食べるだけのご飯だから

どうでもいいというかね。

なんとなく繋がっていくこと

頭の中に料理というほどでもないけれど

どうやって食べようか、の

ぼんやりとしたプランがあると

準備ができるみたいです。

ひとつの作業にかかる時間はほんの短い時間。

それをちょこちょこいろんな方向でやっておくと

結局は楽に美味しいものが食べられるのね。

 

急に来たお客さんに、ご飯食べる?が

言えるようになってきたのは

そういう半ば準備されてる風なものが

なんとなくあるからかなぁ。

かっこいいおしゃれな料理じゃなくて

ご飯、味噌汁、もう一つふたつ何か くらいで

ま、いいよね、と見栄を張らなくなったから

声がけもしやすくなったのです。

何をご馳走するかじゃなくて

一緒にご飯を食べる時間が嬉しいのだから

それでいいのではないかしらねって

今は思ってます。

 

昨日も白猫に会いたい!と

急にやって来ることになった友人たちに

たまたまその日2尾買ってきてあった

私的に初物の秋刀魚を

炊き込みご飯にして

食べていってもらいました。

実は疲れてたから、秋刀魚なのにそのまま

放置しそうだったので

それでがっかり困り果てそうだったので

食べきれて助かったというのが本音です。

 

冷凍してあった餃子と、残り物の味噌汁と

きゅうりとわかめの酢の物をお出ししただけの

ものすごく庶民的な晩御飯を

きれいに平らげていただいて嬉しい夜。

ご飯を一緒に食べるというのは

それだけで嬉しいことなのだ。

 

乾物を水に浸すとか、肉を解凍するとかは

時間さえあれば難しいことではないのに

直前にやろうとすると

途端に料理が難しくなるし、

美味しくなくなるのよね。

時間に助けてもらうことも

少しは上手になりました。

 

食べることに手をかけるのが

ささやかな喜びになってます。

誰に文句を言われる筋合いもなく

自己満足上等です。

一人の日々のご飯を

少し大事にすることで

料理に対するハードルが

少しずつ下がっていくから

今日もまた、

栗剥きに励みたいと思います。

 

本日も、お越しいただき

ありがとうございます。

 

[Disigner_ Kahoru Yamada]
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