ある日のご飯

 

家の中にある少なくなった食材を

思い浮かべながら買い物をします。

 

スーパーの店頭は

季節を感じる場所のひとつ。

買いやすい価格になってきた

美味しそうなとうもろこしを1本、

ハウスじゃなさそうな

真っ赤なトマトが

4つ入って298円は安いのでは?

糠漬けに入れたい茗荷と

小さい牛乳と、ガーナの板チョコ、

ヨーグルトと一緒に食べる予定の

バナナとキウイもカゴに入れて

レジで精算したら1339円。

安上がりで嬉しくなる。

 

買ってあった大きなじゃがいも1個と

とうもろこしを皮のまま

蒸し器に入れて蒸している間に

さっとお風呂に入ります。

 

ご飯を炊いて

糠からカブとにんじんを取り出して洗い

交代選手のなすと茗荷を入れ込みます。

 

トマトはそのままで美味しそうなので

湯むきして切り、

冷蔵庫の急冷スペースで冷やしておこう。

解凍してあった鮭はこんがり焼いて

とうもろこしは粒を外して

蒸し上がったじゃがいもと

薄切りにした塩きゅうりと

ハムを合わせ、

しばらく前から食べたくて

材料だけは揃えてた

ポテトサラダに。

今回はオリーブオイルとビネガーで

マヨなしで仕上げてみた。

大量に作るのではなく

ちょこっと作るのを試してみた。

 

自然なトマトは

何もつけなくても抜群の美味しさで

夏が来るのだと実感します。

ポテトサラダも

オイルは控えめにして

酸味と塩気とちょっぴり砂糖も加えて

食べたかった味に仕上がって大満足。

炊き立ての白いご飯と

漬物と焼き鮭もしみじみ美味しい。

パリパリの鮭皮食べながら

我慢できなくなって日本酒をちょっぴり

平日なのにいただいてしまった。

 

なんともささやかな

でも、季節を感じる晩御飯。

 

普段のご飯はこんなもの。

でも、食べたいものをイメージ通りに

作る力がついてきたのを感じています。

 

店頭で素材を選びながら

どうやって食べようか考えて

味を想像してわくわく。

難しいものはひとつもないけど

そういうことができるようになってきたのは

「レシピを見ないで作れるようになりましょう」って

有元先生の本を読み込んで

試し、作り、を考えながら繰り返したから。

何も見なくても、

普通の日の自分の晩御飯くらいは

美味しく作れるようになってきたのだよ。

 

ご飯を食べるということは

ずっと続く楽しい営み。

 

存分に楽しめる自分であれるように

特別な日にだけ頑張るのではなく

せっせと地味に毎日繰り返す鍛錬が

多分一番大事なこと。

 

そういう地力をつけることで

工夫もできるようになるし

食材が上手にまわり

作ることが苦にならなくなり

キッチンをきれいに整えながら

調理する技が身につき

そして、美味しいものが

食べられるようになるのだと思います。

 

私も正直まだまだなんだけどね

このところは生活が荒れそうになったら

ご飯、味噌汁、漬物 に戻ることを

意識するようにしています。

 

糠漬け始めてからは特に

キッチンに立つ という

そもそものところができるように

なってきました。

毎朝、毎晩、かき混ぜたいから。

白いご飯とこれさえあれば

熱々のほうじ茶かけて

お茶漬けでも最高です。

あー。お腹すいてきた。

今日は何を食べようかなぁ。

 

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throw away no.126

 

 

何個もあるの。

強力なやつ、スタイリッシュなやつ、

これは細かなところに工夫があって

憎めない気の利く性能が好きで捨てられなかった。

デジタルでの書類保管がデフォルトになりつつあり

穴を開ける作業そのものが激減してますしね。

何に執着してるんだかなぁ。

 

本日も、お越しいただき

ありがとうございます。

 

[Disigner_ Kahoru Yamada]
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