縫いもの

 

自宅に事務所を移してから

初めてなんじゃなかろうか。

昨日久しぶりにミシンを出しました。

企画しているフェアのために

ノベルティを作ろうという試みです。

 

柄を2種選び、どちらにも合う色の

リボンも選び、どちらも届いて

素材も揃いました。

 

ちびちび巾着を作る予定で

サイズ感の案とイメージまでは、

紙の上で出来ておりました。

 

型紙を作り、裁断し、

いざ縫い始めると、

あれ?こんな感じになっちゃうんだ

あ サイズ間違ってる

そういえばネームを挟みたかったんだ

などと、引っかかることだらけで

思うようにすすみません。

 

それでも久しぶりの縫い物は楽しくて

夜遅くまで夢中になりました。

 

最近よく書いてますが

和裁を始めたものですから

今までとは考え方が

随分変わってることに気づきます。

 

ミシンで縫う洋裁と、

手だけで仕上げる和裁とは

まるで違うものだけれど、

布を形にしていく点は同じなのです。

 

小さいものを作ろうとしていたのも

あるのですけれど

ミシンというのが意外と

細かいところは難しいこと

繊細さでいくと、

手縫いに軍配が上がることにも

改めて気づいたのですね。

しばらく使ってなかったから

いろいろミシンの不調も満載で

糸調子を合わせるのにも結構苦労した挙句

超微妙な状態のまま縫うことになったのもあり

最終的には洋裁と和裁の両方の良いところを

少しずつ持ち寄ったような企画になりました。

 

1つ目のサンプルは

ロックミシンで端の始末をしました。

外から見たら、ま、問題なく、

使用するのにも問題なかろうと思われます。

が、見れば見るほど

タナローンの繊細な素材の高級感や

愛らしさが台無しになるような気がしてきます。

 

2つ目のサンプルでは袋縫いにしてみました。

ピスネームをつけるのにどうすればいいのか

何度も縫い直してようやく解決法を発見。

でも、巾着のコードを通す部分の始末を

どうすればいいんだろう。

切れ目を入れれば理屈は通るけれど

断ちっぱなし部分が出てしまう。

これはどうにかならないか?と考えたところで

和裁の先生に教わったことのあれこれを活かし

試して、手縫いを少し加えたら

何だかきれいに仕上がったんじゃない?と。

大満足の仕上がりに。

ただ、マチの部分がもうひとひねり出来そうです。

 

3つ目のサンプルではマチ縫いを一番最初に

やってみて、袋縫いしてみたら

内側がとてもいい感じに収まりました。

開き口部分もブラッシュアップしてみました。

マチの太さが微妙だったので、ここを修正して

これで完成形かなぁ。

 

 

小さいオレンジが1個

やっと入るくらいのサイズ感です。

 

今回 スカート stina で使った

孔雀の羽柄の色が少し違うものと

 

 

かわいい動物柄 の2種を予定しています。

 

 

作業的には1/100くらいだと思われますが

なつめを入れる仕覆っぽいなと思ったり

小さな袋ですが、愛らしい仕上がり。

 

これはそのうちにウェブと新潟で

何らかのお買い上げで

プレゼントする予定です。

せっせと縫わなくちゃの宿題なのですが

大事に作らせていただこうと思っております。

 

と、書いちゃったらどうしても

頑張らなくちゃいけなくなるぞ作戦です。笑

 

本日も、お越しいただき

ありがとうございます。

和裁教室で手仕事の喜びを思い出して

針を持つ機会が増えました。

来年の夏には、自分で縫った浴衣が

着られる予定なんだけどなー。

 

[Disigner_ Kahoru Yamada]
Instagram_daily style
[PCI official]
Instagram
Facebook
«  |  »
pagetop
©2024 PCI