読書の秋

 

時代小説が大好き。

書き手も様々、お題も様々、

そこは現代小説と変わりないけれど

お江戸の時代背景が添えてくれる風情が

なんとも好きなのだね。

 

現実の小説を読むときには

何をどう比較するのか不明ですが

若くも可愛くも立派でもない

凡庸で卑小な自分を感じすぎて痛い時もある。

でも時代小説の中では、

比べようがない設定の中で

素直に感情移入ができるのだと思います。

 

池波先生の剣客商売に鬼平

北原亞以子さんの木戸番小屋

平岩弓枝さんの御宿かわせみ

今村翔吾さんの火消したち

高田郁さんの澪つくしと商いも

それぞれに堪能させていただいているけれど

中でも宮部みゆきさんが描かれるものは

私の中では別格です。

 

何度も、何度も、何度も読み返して

物語の筋書きは全部頭に入っているというのに

それでも何度読み返しても夢中になります。

読んでいる間は

物語の中に自分がすっぽりと入り込んでしまう。

 

どんな時代背景に置かれても

人間の生きていく時間の中には

いろんなことが起こり

悲しいことも 嬉しいことも

切ないことも ありがたいことも

様々に入り組みながら

その中で生きていくのだと

思ったりするのです。

 

小説家 というのはいったい

どのくらいの人生を経験し、

生きていらっしゃるのかとおののきます。

想像だけで全部書けるもんなんだろうか。

 

久しぶりに「ぼんくら」シリーズを読み通し

読み終わった後に

宮部ワールドを離れがたく

「三島屋変調百物語」に手をつけて

この秋は、幸せな時間を過ごしています。

 

手持ちのは文庫から始まり

読み応えのある

分厚いハードカバーが数冊続き

7冊目に入りました。

これで、今出ているのは全部。

読み終わるのが惜しくて

でも読みたくて。

 

現実から少し離れる時間。

ずっと頑張り続けることはできないけれど

「休む」ということに罪悪感を感じる

どうしようもない自分ですら

忘れさせてくれる時間。

 

映画も、ドラマも、小説も、音楽も、

エンターテインメントというものは

すべからくそういうものなのでしょう。

 

衣食住も必要だけれど

いい小説がなくては

いい映画やドラマがなくては

生きていく甲斐がないし

現実をほんの少し離れる

時間を与えてくれるものは

目に見えない 栄養と休養 なのだと思います。

 

本日もお越しいただき、

ありがとうございます。

今週も頑張っていきましょう。

 

 

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