歳をとるということ

 

20歳になった瞬間に女の子たちは

もうおばさん、と言い

30歳になった時にも、

もうおばさんになったから といい

40歳になった時には

その言葉を口に出すのが怖くなり

50歳になった頃には、

ええ、そうですが何か? と開き直り

その後には恐ろしいことに、

60歳という年齢が視界に入ってくるようになるのです。

 

毎朝、毎晩、鏡を見るたびに軽く落ち込むのは

何?ちょっとでもマシになってるかもとか期待してるの?

バカじゃね?とは分かってるのに

いちいち軽く落ち込む。毎回。

で、どんどんひどくなる一方なのに、加速度もついてくる。

 

どこに行っても最年長になり

姐さん、と呼ばれることにも慣れ、

娘より年下の人たちと仕事することも増えて

おばさんって思われてるんだろうなぁとか

いやいやおばあさんって思われてる?かもね とか

自虐的な気持ちになって落ち込んだり。

 

まだ、こんなことをしてます。

相当私は私、私がハッピーならそれでいいのいいの!って

思考回路も開いて来てるはずなのに、まだまだ。

まだ今から野望とか、大丈夫かおい と

気弱になった時には、自分の中で声がするし

その瞬間、死ぬまでに出来ること全部するよ、まだまだやるよ、という

お気楽な声が打ち消してくれるけど

メンタルは強くなってる自覚あるけど

外側の劣化に気持ちがついていってないことにびっくりします。

 

山ほどお金があったら、美容皮膚科に駆け込んで

いつまでも綺麗にしてもらう?

そうしてもらえば自信が持てるの?

ジャンヌモローみたいにシワシワでも綺麗で色っぽいっていう方が

デビ夫人よりもなりたい方向なら

それは違うよね、って。

でも、いつまでも小マシでいたいという気持ちは消えなくて。

 

思うに、そこを超越して、それでも魅力的であることは、

それを自分で越えられたこと自体がきっと魅力なんだと思う。

いくつになっても、自分でもおかしなくらいに

ヘタレな中身が変わらなくて嫌になる。

 

ここから先、どんな服を着てれば自分がハッピーなのか

どんな服が似合う女性でありたいのか

どんな自分でありたいのか

自問自答の日々がまだまだ続くのです。きっと。

 

そんな時に魔法のように効くのが

するべき仕事があり

全力でチャレンジ出来る環境にあり

ささやかでも気に入った家に住んで

可愛い猫2匹と穏やかに暮らせていて

愛する家族はとりあえず皆元気で

たくさんのいい友人に囲まれていて

手の中に今すでに持っているものだけでも

十二分に幸せ。

そのことに立ち戻ること。

焦り、みたいな気持ちが不思議と消えて

ありがたいなぁと思うと、心が落ち着くのです。

 

同時に、ささやかな日常が一瞬で奪われてしまった

あちこちの被災地のことを思うと胸が痛むのです。

幸せと思える方向はどっちだ!?を

いつも物事考える時の基準値に。

どうぞご無理のないように、

頑張りすぎる必要はないから

心が楽になる方向に、と祈ります。

 

今日も明日も、どうぞいい1日を!

KEEP SMILING!

 

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