働く時間と楽しむ時間

 

私たちが社会に出た頃は

日付が変わる前に

家に帰れたこともなかったし

残業代なんて1円もつかなかった。

 

みんなそんな感じだったから

当たり前みたいに

長い時間働いてました。

効率が良かったかというと

そのあたりは非常に怪しい。

ひたすら会社にいる時間が長かった。

 

秘書というのは

上司が帰らない限り帰れない。

会議が終わるのを待ち続けるのが

仕事だったりしました。

その時間、いったい

何やってたんだろう。

 

でも、面白い時代でした。

身体はキツかったし

結局メンタルやられて

退職したわけなので

そんな働き方にはやっぱり

無理があるというものでしたが。

 

今は隔世の感があります。

ワークライフバランスを考えて

働こうね、という社会的合意が

形成されているというのは

素晴らしいことです。

 

娘世代あたりはもう

働く上で権利を主張することも

自然にできる世代です。

子供のことなら

そうだよね、と共感する感覚を

雇用主になると忘れてしまうのも

おかしな話。

自分の子供の職場なら

どうであって欲しいかを考えれば

自ずと時代とともに考え方も

柔軟になっていきます。

 

働く時間は、しっかり働く。

それ以外の時間は、自分のために使う。

仕事も、人生も、充実させる

幸せな人生のありようは

自分で作る ということだ。

 

そんな中で

おそらくフリーの方たちは

働き続けていらっしゃるのでしょう。

勤務時間とか、休日とか、

そういう概念を持ちづらい方々。

仕事内容も、収入も

全てを考えながら

スケジュールを組むのだろうけれど

仕事は外からやってくるものだから

コントロールできない範囲も

広いのだろうと想像がつきます。

でもやっぱり素敵な働き方です。

働く時間も、休みも、収入も

自分で決められる自由さに憧れます。

 

企画関係のお仕事の方々は

「考える」のが仕事だから

どこで終わり、というのが

ないのだと聞きました。

きっと締め切りもあるのだろうし

しんどく大変そうなお仕事。

考えたことを、何かの形にして

クライアントに見せる必要があるから

プレゼン というものに

みなさま長けていらっしゃるのだなぁ。

 

モノを作って、

それを売るという仕事は

今の時代、少数派だと実感します。

(プレゼンに縁のないあたくし)

 

先日のセミナーのメンバーも

8割以上が、企画を売る、

コンテンツを売る、PR、

コンサルティングをする、などの

お仕事の方々でした。

すなわち在庫のないお商売です。

自分と自分の頭の中にあるものと

スキルで商売をするということ。

わたしにはそれをどうやって売るのか

想像もつかない。

 

会社という組織に入って働くのは

安定を得るとともに、

ある意味の自由さや可能性を

手放すことでもあるし

フリーを選ぶということは

不安定さとともに、

限度のない収入や

圧倒的な自由を得るということ。

 

どんな仕事にも

しんどさや楽しさがあり

何で稼いで生きていくか

何をしていると幸せなのかは

自分で選ぶ

そのことが大事なんだと思います。

 

生きがいや喜びを

感じることができる仕事について

そして、収入を得ることができ

人生を楽しむ時間も持ちながら

生きていけるなら最高だな。

 

全部に少しずつ

足りないところや不満なところが

あるのだろうけれど

それでも、そういうバランスの取れた

生活をすることが出来ている人も

30年前よりは多いのではなかろうか。

 

いろんな失敗を重ねて

社会は少しずつ良い方向に

動いているということだよね。

そんな風に考えると

今いっぱいある問題も

少しずつ解決して

いけるんじゃないかしらって

ちょっとだけ明るい気持ちに

なったりします。

 

本日もお越しいただき、

ありがとうございます。

働くのって 楽しいよね。

 

 

[Disigner_ Kahoru Yamada]
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