おいしい読み物

 

この間から2冊続けて

食べ物系のエッセイを読んでいて

あまりに幸せな気持ちになるので

ご紹介したいなと思いました。

 

1冊目は図書館で借りてきた

安野モヨコさんの『くいいじ 上巻』。

 

 

週刊文春で連載されていたものを

まとめたもののようですが

安野・庵野家の様子は

『監督不行届』を読んでから

とても親近感を抱いていますので

楽しく読ませていただきました。

 

安野モヨコさんの漫画そのものは、

「働きマン」くらいしか

きっちり読んだことはないのですが

書籍「美人画報」シリーズは

本当に愛読しました。

 

ものを書く、描く人の考え方は

その作品に否応無しに滲み出てくるもの。

安野モヨコさんという女性は

その価値観や姿勢も含めて

大好きな方のひとりとなってます。

 

プロとしてしっかり働く中で

職業柄バッシングを受けることもあり

傷つきながらも負けずに仕事で返し

自分の幸せを自分の手で

作っていかれている様子が

書かれているものから見えてきて

なんだか勇気をいただくのです。

 

で、この本は、

アンノ家の食べ物まわりのことが

あれこれと書かれております。

謙遜なさっているけれど

かなりお料理もなさる様子。

漫画家さんというのは

こういう感じの生活なのか、など

仕事周辺の様子も伝わってきて

楽しくお腹のすく本でした。

下巻も読みたくて、

図書館で予約してみました。

 

もう1冊は名著

沢村貞子さんの『私の台所』。

 

 

ここしばらくそのあたりに置いてあり

お風呂の中だったり、

やかんのお湯が湧くまでの時間だったりに

拾い読みをしています。楽しい。

 

少し前の時代の台所の様子。

手をかけて、細やかに季節のものを

作られている日々は

女優さんの暮らしというよりは

一人の働く女性のそれで

とても真似はできないけれど

憧憬を抱かせてもらう生活。

そうか、そうか、やってみようと思う

ちょっとした料理のコツのようなものも

たくさん見つけられます。

 

どちらの本にも、

ご主人様の存在と暖かな関係が

あちこちに垣間見え

本当に羨ましく思いながら

あっという間に読んでしまい

なんだか美味しいものを

ガツガツ食べて

なくなってから

もっとゆっくり食べればよかったと

後悔するのに近い気持ちになっています。

 

本日も、お越しいただき

ありがとうございます。

夏野菜もそろそろ終わり。

栗が並び始めましたね。

 

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