読みものとか、AIとか

 

電車の中で読むものがないと落ち着かない。

重度の活字中毒者にとって

スマホはありがたいものですけれど

SNS やブログの文章を読むのと

本を読むのとは意味が違います。

電池切れを気にせず、好きに読めるという意味でも

質感、量感の嬉しさという意味でも

本を持ち歩くのもやめられません。

 

とはいえ、例えば 文庫本でも3cmの厚みのあるミステリが、

あと7mmくらいで終わるところまで来てると、

これ持って歩くの?

重いよね、終わったら重いだけだよね? と

躊躇することも、ままあります。

 

そういう時には、携帯あるからいいか、と思って出かけるのですが

例えば kindle ストアで読みたい本見つけるのって

至難の技じゃないですか?

読みたいものが決まっていて、電子書籍になってる場合はいいんです。

迷わずダウンロードして読めばいいから。

(武士道シリーズ、新作ジェネレーションを読みたくて

全部ダウンロードして読んでしまった。

物理的に我慢しなくてもポチッですぐ読めるって麻薬。。。)

 

本屋にぶらりと入って、面白そう、と思う本に出会う、

というようなことが、コンピューター内では

わたしの場合、まず起こらないなぁと思います。

装丁や、厚みや、モノからしか伝わってこないものは

やっぱりとても大事な愛らしいものなんだと思うのだけど

そういうのも、人によって違うのでしょうね。

アマゾンが薦めて来る本は、もう持ってるよ、読んだよ、と鼻白むか

見当違いかのどちらかで、

素敵!読みたい!って思ったことは一度もないんだけれど

Apple Music のあなたへのおすすめは

悔しいけど意外と好きだったりします。

なんだろうなこれは。

 

そういえば、kindle 本体も持ってるけど、

いつの間にか全く使わなくなりました。

軽い言うても重いし。充電しないと使えないし。

そうでなくても携帯の充電池とか充電器とか

その手の荷物が重いのに、これ以上負荷かけたくないし。

携帯で出来ることは、携帯で済ましてしまうように

なっちゃうもんですね。

 

こうやって1日の大半を

小さいのや大きいのや、

コンピューターの画面見ながら過ごしていて

ヴァーチャルなリアリティの世界がもうすぐやってくるんだろうし

それは、それできっと素敵なことに違いなく。

 

でも、手ざわりや息遣い

山を登ったら、汗をかいたり、上気したりすること

胸が張り裂けそうにゼイゼイ言うこと

気に入ってる器に

ささやかでも自分で作ったものを盛って食べると

美味しくて嬉しいこと

何か作って食べると鍋も皿もコップも汚れて

それを洗い、片付けて毎日が回って行くこと

ダウンロードした料理本は、

携帯の画面の中でいつもきれいだけど

何がついたかわからないくらい

汚れちゃってる料理本の気に入り具合とは

比べ物にならないこと

そういう現実の

ざらざらと手ざわりのある毎日を

大事にしていこう と思ってます。

 

なんで?って考えると

それが、わたしには幸せなことだから と

いうしかないのですが。

これもとてもパーソナルな尺度なんだけども。

 

ディッシュウォッシャーで2時間かかる皿洗いが

手でやれば、戸棚に片付けるまでものの20分で終わること

床の掃除は、モップを持って家中くるくる歩けば

5分で終わること

そんなことを例えばロボットにしてもらう必要が

本当にあるのかしらとふと思ったり。

でも、どうしても、嫌で出来ない日があるってことは

感情なく動いてくれるものはありがたいのかも。

愛車が愛車になるように

ロボットにもきっと使っているうちに感情移入しちゃったり

するのでしょうね。

人間っておかしい。

 

そんなことをつらつらと考えた日でした。

 

今日も明日も、いい1日を!

KEEP SMILING!

 

ショップはこちら↓

http://webshop.pci-shop.co.jp/fs/pcishop/c/grpci

Instagram もどうぞよろしくお願いします!

PCI オフィシャルはこちら

→  https://www.instagram.com/parlerchiffons/

(パーソナルのもご興味あれば

→  https://www.instagram.com/shutoir/    )

 

 

 

愉しい読書

 

昨日の夜には本降りの雨になり

朝のベランダはグリーンの色が深くなっていました。

肌寒い夜と、ちょっと蒸し暑いくらいの夜と

交互にやってくる季節。

少しひんやりしているくらいの方が

ほっとしていたりして

暑い夏がやってくることを予感して

身体はこうして少しずつ準備していくのでしょうね。

 

先日の片付けで、圧倒的に洋服関係にストレスがなくなりました。

洗濯したものを、丁寧に畳み、丁寧に片付け、元の位置に戻す。

全部が見渡せるので、選ぶのも早くなり、とても快適。

こうなると少しずつ、他のものも、片付けていこうという意欲が湧きます。

良いことだわ。うん。

1日でも長く、この状態がキープ出来ますように。

 

今日は休み中に読んだ本のご紹介を少し。

 

Unknown

食う寝る遊ぶ 小屋暮らし 中村好文

 

この本を、何気なく図書館で手に取り、

図書館の小さな椅子に座って、気がつくと小1時間、

夢中になって読み終わりました。

建築家の名前 とか、あまり知らなかったのですが、

この方の住まいに対する考え方や、作られたものを見て、

とても素敵!すごく好き!と気持ちがワクワクして、

もう1冊、棚に並んでいた著書を借りて帰りました。

 

Unknown-1

住宅読本 中村好文

 

それが、これ。

これもとても面白かった。

万が一、いつか自分の住む空間を作ることが出来るなら

こういう方にお願いしてみたいものだと、妄想が膨らみました。

(いくつまで生きるつもりなんだろうか、わたし。)

著作もたくさん出ている様子なので、

ひとつずつ、楽しみながら読んでいこうと思っています。

 

そして、名作なのに、読んだことのなかった本。

文庫になっているのを本屋さんで見つけて手に取りました。

 

51wOzNY87VL._SX351_BO1,204,203,200_
巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫) 石井好子

 

文字しか並んでいないのに、

読みながら、ほんのりと焦げたバターの香りが鼻先に感じられるような

そんな気持ちになりました。

思わず、たっぷりのバターを溶かし、卵を2個使って

ふわふわのオムレツを作り、たまたま前の夜に作って残っていた

トマトソースをその上にかけて、カロリーたっぷりの朝食を作ってしまった。

でもきっと、そういうものの味や様子が想像できるくらい

素人臭くでも、再現しようとして、ある程度出来るくらいに

料理のことがわかるようになった今の私だから楽しめるのだと思うと

本との出会いも、出会うべき時に出会うから

慌てて無理に読まなくてもいい、と思ったりしています。

 

自分の中の興味の範囲が広がる読書。

本の中にとどまらず、

実際に自分の世界を広げていくきっかけになることも

たくさんあるから、楽しみは無限大。

何もかも自分には無理、と思った時点で無理になるから

まずはいつか出来たらすごくない?という前提で

すべてわくわく受け止める、という心持ちでいることが

このところの私の基本姿勢であります!はい。

 

ショップはこちら↓

http://webshop.pci-shop.co.jp/fs/pcishop/c/grpci

Instagram

https://www.instagram.com/carupciyamada/

 

 

お弁当

 

食生活を見直し中にあたり、

お昼には、出来るだけお弁当を作ることにしようかと思いたち、

2日ほど続いています。笑

自分で作ったものなのに、

お昼がものすごく楽しみになるから

お弁当ってすごいなぁ。

 

そして今、春だから、本屋さんには

お弁当本がたくさん並んでいて、

何冊か買って来てしまった。

 

ビジュアルがきれいだから目について、

参考になるかもと思って

インスタとかで人気の方の本というのも

初めて買ってみて、じっくりと目を通してみました。

でね、やっぱりちょっと違和感感じてしまったのです。

手もかかってるし、工夫されてるし、

何が?というのもおこがましいのですけれど。

 

 

見た目がきれいなように、というのは

写真を撮ってブログやインスタにアップする時に

映えるから、もちろん効果的。

何かしら、緑、黄色、赤、黒のものが入るようにっていうのは

栄養的にもきっと間違いなくいいのよね。

フリルレタスも、ふむふむと思って買ってはみたけれど

これ、しきりにしたらきれいだけど美味しくはないよね!?という根源的な疑問がわいて

ていうか、弁当箱にこれがしきりで入ってるとこ

食べる時のこと想像すると、何だかあんまり食べたくないかもと

自分で駄目出しして

お弁当メニューからははずして、サラダにしてしまった。

 

作り置きも普通なんだけれど、そのまま詰めるの?と思うと

とりあえず、作り置きでもピクルス的なもの以外は何でも、

朝火を通しなおして詰めたい派としては

若干の違和感。

(夏とか、平気なのかしら。)

(これ本当に美味しいのかしら?)

 

ろくに日々料理してない私が言うのも

どうよ、っていう話ですまったく。はい。

 

お弁当とは関係ないんだけれど、

もうひとつ、違和感感じて続かなかったのが

ヨーグルトにきなこ というもの。

ダイエット本におすすめされていて、

おぉ、イソフラボンがとれるしね、と思って買ってはみたものの

美味しくない気がする。。。

 

ということで、健康のために、(美味しくなくても)食べるとか、

そういうことが、基本的に、私には出来ない ということが

分かりやすく判明しました。笑

 

きな粉はわらび餅につけて食べたい!のだわね。

ヨーグルトはフルーツとともに、

きな粉はなしの方が私は美味しいのだもの。しょうがない。

 

そういう違和感ラッシュのあと、

一番共感しつつ、愉しみつつ読み込んでいるのが

伊藤まさこさんのお弁当本。

IMG_0330_2

毎日毎日娘さんのために作り続けていらっしゃるお弁当は

飾らず、普通に、でも、食べることにこだわっているひとの毎日のごはんが

垣間みられて、華やかにきれいではなくても、本当に美味しそう。

手抜きの日のお弁当が普通に載ってるのも、なんだかいい感じ。

基本的にセンスが抜群にいい方なので、茶色くても、

お弁当箱の中は、ほんのりと愛らしい。

私が毎日作りたくて食べたいのは、こっちの方向だな。うん。

参考になるレシピや、いろいろな人のお薦めの各地のお弁当話とかも

読んで楽しくお腹がすいて

明日のお弁当、何にしようって気持ちになります。

この小さなお弁当箱の中に、そのお家の食文化が詰まるのね。

ささやかに、自分の美味しいにこだわって、続けてみようと

そんな気持ちにさせていただいた本でした。

 

我が家にひとつだけあった曲げわっぱのお弁当箱は

この春から私も作らなくちゃなの!と娘が持って帰ってしまったから

一生使うのだよ と 思い切ってひとつ発注しました。

格段に美味しさが違うことが分かってるので、ここはこだわりたいところ。

人気で、4月まで届かないそうです。すごーい。

それまでは、味気ないタッパーのお弁当ですが、

それでも美味しいから、楽しみだから、続くかも。

さてさて、どうでしょうか。

 

お子様たちの春休みが始まって

桜も来週には、各地できっと綺麗に咲くのでしょうね。

現在星ヶ丘三越でも期間限定ショップをやっておりますが、

こちらは来週の火曜日まで。お近くの方は、ぜひぜひ。

 

来週の水曜日からは、京都の高島屋様で1週間の開催となります。

どうぞお嬢様とご一緒に、ご試着にいらしていただければ、と思います。

 

明日は撮影。

お天気が良ければいいな、と

デザイナーのTOKOちゃんは言ってくれてたのですけれど

どうも、春雷もあるかもという天気になりそう。

それはそれで、透明感のある絵が撮れるかもって

ポジティブ魔人のわたくしは思いつつ

「春雷」が鳴ると身体に春のスイッチが入るのですよ、

早く鳴るといいなぁとおっしゃってた

鍼の先生の言葉を思い出したりしています。

 

みなさまにはどうぞ、

よいお休みでありますように。

 

ショップはこちら↓

http://webshop.pci-shop.co.jp/fs/pcishop/c/grpci

 

 

pagetop
©2024 PCI