東京着物ショー

 

週末2日さぼってしまい、

各方面からご心配いただきまして

ありがとうございます。

ほんと申し訳ございませんでした。

 

朝早くから夜遅くまで、

出かける予定とその予定のために

準備しなくてはいけないことで

みっしりとスケジュールが埋まり

余裕のない中でゆっくり書く時間を

作ることができませんでしたの。

予定、と偉そうですが、

遊びの予定だったりするので

反省しています。やれやれ。

 

土曜日には東京着物ショーに。

 

着物を着て出かける、となると

前日には必要なものを揃え、

何と何を合わせで着ていくかを考えます。

着付けの練習もしてみます。

それでも時間に余裕を見なくてはいけなくて

土曜日だというのに、超早起き。笑

 

 

なんとか着られた?

自分サイズの単衣着物

とても着やすい素材です。

どうしても、衿元が決まらない。

けれども、先日の練習会のおかげで

着られる気がする、と思えて

2時間ほどかけてどうにか

これならいいか、という仕上がりに。

(3回やり直しました . . . 。)

 

さかもとりえさんと一緒に

わたしたちの師匠である

高橋和江さんにに会いに、

いざ、東京着物ショーへ。

 

主催者のお一人でもある和江さんは

ちょっと会えて、

ちょっとだけしゃべって

小走りで走り去る、

とてもお忙しいご様子でした。

こんな大きなイベントをやり、

着物を着ることを身近にしてくれる

いろいろな製品を作り、

日本中で売ることをやっていらっしゃる

和江さんはほんと、すごいなぁ。

 

今回の着物ショーは

会場が日本橋界隈に散らばっていました。

土曜日は、よく晴れて

気温が上がったのです。

単衣とはいえ、着物はやはり暑い。

大汗をかきながら

よく歩き回りました。

 

着物まわりのいろいろなものを

販売するお店が集まっていた

マルシェでは、欲しいものが

いっぱい見つかって困ってしまう。

今回は「たかはしきもの工房」で

下着を買ったので予算は終了。

あとは我慢我慢です。

 

展示会場では

古いものから新しいものまで

着物の着こなしの変遷も興味深い

見事な展示に目を奪われます。

 

 

展示のこのコーナーを企画準備された

アレコレの細野編集長直々に

解説していただくという幸運にも恵まれ

なんとも贅沢な時間。

眼福でございました。

 

日本橋界隈をフラフラと歩き

ランチ難民になりかけながら

辿り着いた小さなお寿司屋さん。

カウンターに座り、

手を洗わせていただき

ビールの小瓶を頼んでほっと一息。

(いや、暑いんだよ。)

そういえば、カウンターでお寿司なんて

最後に食べたの一体いつだろうね って

話しながら、ゆっくりとたっぷりと

話す時間もとても嬉しくて、

こういうこと、友人と出かけて

食事をして、話す、みたいな普通のことが

今まで本当にできなかったのだと

感慨深いものがありました。

 

仕上げにおしゃれなカフェで

デザートまでいただいて解散。

 

人形町から電車に乗って

成城学園前に戻ってきましたが

買い物をしたものや

いただいたお土産などで

結構重くなってしまった荷物の上に

何か持てる気がしなくて

一旦家に帰ることに。

タクシーを横目で見ながら

満員バスに乗りました。

バス停からもまたとぼとぼ歩いて家に。

 

ふー 疲れた と着物を脱いで

洋服に着替えたらそのまま

仙川の駅前までまたお買い物に行きます。

 

翌日には朝から終日の勉強会が1件、

夜には持ち寄りの食事会がある予定です。

その準備をしなくてはなりませんでした。

 

歩いて15分以上かかる駅前までの

行き帰りも歩きながら

今までならきっと

車で出かけてたろうと思うと

体力がついてるのだ とふと気づきます。

久々に14000歩越え。

ほぼ着物で歩いたのですものね。

なかなか頑張った1日でした。

 

りえさんにいただいた写真です。

 

真ん中はこの本を出されたばかりの

星わにこさん。

 

 

和江師匠繋がりで、お世話になっています。

この本の中では、りえさんも登場して

着物の整理を手伝っていらっしゃいますよ。

全編かわいいイラストコミックで

読みやすく、着物との付き合い方のヒントが

たくさんある本でした。

 

いやいや、盛りだくさんすぎる週末で

月曜日からへとへとですが

いきなり月末なので、

あれこれとやることは目白押しです。

 

週末の2日がこんなに予定で埋まるのも

本当に久しぶり。

いきなり家の中が荒れました。

戻すのにも少し時間がかかります。

安定して家にいられることと

楽しく外出すること。

どちらも自分には大事なことです。

 

いつもは会えない

誰かに会って話すことで

いろいろなことに気づいたり

何かが動き出すようにも思います。

 

スケジュールと、身体と、気持ちと

そして、生活と、

気持ちよく整えながら過ごせるように

気をつけていこうと思います。

 

ほんと、つまづきながらですが、

引き続き、

どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

***********

throw away no.125

 

出てくるなぁ。笑

根絶したつもりなのに、

奥の方からこれにキュッとされたものが

ぱらぱら発見されます。

使いかけの油を固めるのの

口についてました。

可愛い毛糸の紐に交換して

丁寧に結びます。

プラスチックのこの器具で

雑雑とガサガサと閉じるのでなく

きっちりと結ぶ作業で

見た目が愛らしくなり

中に入っているものも

不思議と大事に使いたくなることに

気づき始めています。

使いかけの砂糖も、片栗粉も、

キュッと丁寧に結んで

ころりとした形状で並んでると

なんとも可愛いです。

 

本日も、お越しいただき

ありがとうございます。

 

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着物を着る

 

お片付けコンサルタントの

りえさんに誘っていただき

着物の練習会に参加してきました。

 

どんどん話が転がって

参加者のお一人である方の

川越のご自宅で開催することになり

川越観光もすることになり

なら車で行く!と

ドライブで遠出するという

なんだか心躍る企画に。

 

誰かのおうちに

上がらせていただくというのは

ありそうであまりないことで

いつもとても嬉しいことです。

 

ご家族の構成やお仕事の様子で

それぞれ違う暮らしぶりが

新鮮で、そしてなんだか

ほっとさせてもらうのです。

安心するのです。なんだかね。

 

家に帰り、手を洗い、

お風呂に入り、ご飯を食べて

くつろいで、眠る暮らしの中に

洗濯も、掃除も、料理も全部

当たり前のように営みとしてあり

誰の暮らしにも同じくそれが

そこにあることに心がなごむのです。

それぞれに、その人らしく

「暮らし」というのはあるのだよね。

 

Rさん、本当にありがとうございました。

細やかなお心配りに舌を巻きつつ

帰る時間を忘れるくらい

喋り続けて笑い続けて

くつろがせていただきました。

 

さて、着物です。

実は少し前の、

これも、りえさん企画の

着物のお譲り会という機会に

反物を(破格で)いただいており、

その時に、たかはしきもの工房

女将である和江さんに

寸法を測っていただき

単衣の着物に仕立てていただいたのが

届いていました。

自分サイズの普段着物ははじめてです。

これをおろして着るのだ!と

ここでもちむどんどんです。

 

東京着物ショーに行くときに

着物で行くのなら

ちゃんと練習しておきたいし

どうしても着姿が決まらない悩みを

どうにか少しでも解決したい。

いつもピシッときれいに着ていらっしゃる

りえさんにいろいろとコツを教わろうと

丸っと風呂敷に包んで持ち込み、

肌着をつけるところから

細かに小さなコツを教えていただきました。

 

りえさんが何度も何度も何度も

着物をお召しになる中で

ご自分で研究して見つけたコツを

惜しげもなく教えていただいて

一同「ほー」「そうかー」「なるほどねー」

の嵐でした。

 

教えていただいても、まだまだ

ぐずぐずなんだけどね。

やっぱり回数を重ねないと

自分の体つきにあった

理想の着姿になるまでには

遠い道のりがありそうですが

ちょっとずつでも上手になってると

思いたいものです。

 

詳しい内容は、

りえさんのブログ

掲載されるかと思いますので

そちらでぜひ。

 

今回教えていただいたのは

私を含めて3名だったのですが、

当然のことながら

それぞれ体型も雰囲気も

おそらく好みも全然違います。

ほっそりと華奢な(羨ましい)方や

足が長く、腰が高くてかっこいい方や

身体付きにより、

きれいに見えるための工夫は

それぞれ本当に違うのだ というのを

実感させていただいたのも

大きな収穫になりました。

 

自分の身体付きをあぁだこうだと

嘆いててもしょうがないから

だったらどうすれば少しでも

きれいに見えるのかを考えて

試して工夫していくしかないのだ。

思えば洋服を着る時にも

同じことを散々考えているのだよね。

 

着物は身体をほぼ包んでくれるから

なんだか油断してるし

洋服と同じようには考えられないけれど

だからこそ押さえなくてはいけない

大事なツボがあって

きれいに見えるための方法も

鏡の前で探していくしかないのだな。

着ることがすでに難しいから

その上を目指すには

また時間がかかりそうだけれど

たくさん教えていただいた

貴重なアドバイスをメモにして

あれこれの工夫も失敗も

楽しんでいこうと思います。

 

混んでる想定で早く出たら

早く着いたので行くことができた

川越の素敵なスタバ。

 

 

着物を着た後に中心地まで行きました。

地元の方がご一緒だったので

まるでアテンド付きのような

贅沢な川越ツアーは

本当に楽しかった!

すごーい人で、びっくり。

 

 

 

レンタルで1日着られるサービスがあり

若いお嬢さんや男の子たちの着物姿が

散見されて愛らしかった。

おばさんの着物グループは

なんだか雰囲気が違うけれど

それはそれで川越の風景には

似合ったのではないだろうかと

勝手に思うことにして

機嫌よくぶらぶらたくさん歩きました。

 

やっと世間様のゴールデンウィークに

参加させてもらった気持ちに。笑

 

りえさん、みなさま、

本当にありがとうございました!

 

***********

throw away no. 103

 

 

またこんなやつシリーズ。

ワイドハイターだけで、

左の3つが存在してました。

左から2つ目の容器が空になり

詰め替えようとしたら量が合わない。。

ので、右端の、ジョンマスターの

シャンプーが入ってた容器に入れることに。

 

この二つがなくなり

 

この二つが残りました。

 

緑の容器や包装プリントが

ほんと、嫌だったので

ストックスペースの風景が

ちょっとだけマシになりました。

これは今プレウォッシュとして

順調に消費してますが

使い切ったら洗剤を薄めたものに

チェンジ予定です。

なんか、モノは減ったよね?ってことで

カウントすることにしました。

 

本日も、お越しいただき

ありがとうございます。

 

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経験値

 

着るだけで、

大汗をかきました。着物。

仕上がるまでにたっぷり2時間。

 

やっと出来た、と思って

後ろ姿を確認したら

みっともない皺が背中に寄ってて

あぁ。となきべそをかきながら

また帯締めも帯揚げも帯もといて

腰紐段階に戻ったり

何度やり直したか数え切れないくらい。

 

でもね、これが大事なんだと思って

丁寧に何回もやり直しました。

DVD見たりして、

手順を復習してからやると

自力ではいつまでも着られるように

ならないと思ったので

とにかく記憶を頼りにやると

こういうことになります。

 

ゼロから思い出して、

失敗して、やり直して、

下着を着るところから

衿の出し方、着物の着方

おはしょりの出し方

帯の巻き方、整え方

全部全部失敗してはやり直して

ああそうだった

ああそうだったね、と

泣きそうにもなりながら

ひとつひとつ思い出して

どうにか外に出られるくらいには

仕上がったかな?

どう?間違ってない?

ってのは実のところ分からない。

自分の知識だけでやると

そういうことになるのです。

 

それをじっくりやろうと思って

たっぷり時間を見ておいたので

約束の時間までには着られました。

よかった。

 

冬場はコートを上から着るという

最高の隠し技があり

帯周りが全部隠れるので

気が楽です。

間違ってても、みっともなくても

あまり分からない。

久しぶりに会えた皆様に

きれいに着られてる、と言っていただき

とりあえずはほっとして

楽しい時間を過ごすことが出来ました。

良かった。

 

先日の新宿御苑ピクニックの時に

焼いたタルト生地が

半分残って冷凍されていたので

今日は朝からキッシュを焼きました。

 

冷凍生地を丸2日くらいかけて

冷蔵庫の中でゆっくり解凍し

具材とアパレイユという卵液に使う

材料は覚えていたので

週末に作ろうと揃えてありました。

 

手順が多くて

時間と手間のかかるものですが

タルト生地さえあれば、

そんなに難しいものではない。

 

前もって作っておくことも

運ぶこともしやすい、

いわゆる持ち寄りや

差し入れにぴったりな

キャセロール料理の一種とも

言えるかなぁと気がつきました。

グラタンとかドリアとか

そういうものの仲間的な。

 

これ、得意料理にしておくと

いいんじゃないかな。

タルト生地がいつも冷凍庫にある

そんな風になっていれば

気軽に作れるし

結構人気のあるものだし。

 

作る回数を重ねれば

作るのはどんどん

難しいことじゃなくなるはず。

経験値を積むというのは

そういうことだ。

 

で、着物を着るのも

料理を作るのも

回数なんだろうな と気づきました。

 

材料やメニューが違う

季節や着物や帯が違う

出す相手も会う相手もシーンも違う

それぞれの時に合わせて

経験を積んでいくことでしか

上手にはならないってことだ。

 

上手かどうかなんてことも

自分ではなかなか判断できないし

誰かに褒めてもらっても

それが優しさなのか本当なのかは

結局のところ分からない。

 

作ったものは、

一緒に食べてくれた人の笑顔が

一番のご馳走で

着物に関していえば

もう、自己満足でしかないから。

 

それでも、大事な誰かが来た時に

大好きな誰かに会うときに

美味しいかな?と思うものを

自分なりに納得のいく感じに

作れるような人になりたいし

誰がいつ家に来ても、

どうぞ、と言えるような家を

保っていたいし、

いざ、というときに

着物という最終兵器を

さらりと出せる人でもありたい。

 

どんな自分でありたいか。

ありとあらゆることにおいて

自分が目指すこと

身につけたいと思うことは

そういうことなんだろうと思います。

鍛錬鍛錬だなー。笑

 

 

本日もお越しいただき、

ありがとうございました。

今日も良い日曜日でありますように。

 

 

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今日は着物で

 

午後から排水管清掃があるということで

出かけられない土曜日です。

いいお天気なのになぁと思いつつ

家にいて出来ることを。

とりあえず、掃除片付けから。笑

 

そして、夕方には出かけます。

本当に久しぶりに、

遠くからいらっしゃる友人を囲んで

食事でも、という予定。

 

そういう約束が入るようになりました。

今日はまだ飲食店は時短なので、

早め集合早め解散の予定ですが、

少しずつ少しずつ

生活が戻り始めているのを感じます。

油断せず、でも少し

楽しみが足されていくのは

嬉しいことです。

 

今日は着物関係の仲間で

東京国際フォーラムで行われている

着物サローネという催しにかこつけて

集まる運びとなりました。

 

ということは、着物です。

着物を着ていかなくては。

雨ならね、雨のためのものを

何も持ってないから洋服、と

大きな顔をして洋服で行けますが

今日はきれいに晴れたので

着物を着ていきます。

(何回も書いて

決意を固めてるとこです。)

 

もう、10月なので、袷でいいんだよね。

晴れた日に着る袷の普段着物は

ちょうど着てみたかったのが。

 

たかはしきもの工房の和江さんに

真っ赤で可愛かった八掛を

大人らしく黒に染めていただいた

大島紬を着てみようかな。

そして、和江さんの

新社屋完成のお祝いの時に

求めさせていただいた帯を

締めようかなと考えています。

 

全く着る機会がなかったし

着ようともしなかったということ。

安い買い物ではないのに

もったいない。ほんと。

そう、着物の師匠(勝手に呼んでる)である

和江さんもいらっしゃるので

そうやって伺おうかと思ってます。

 

帯締めや帯揚げは

少ない手持ちのものから選んで

どうにか仕上げていきましょう。

ちょっと楽しみになってきた。

 

名古屋帯は、多分結べると思う。

もう、DVDとかで復習しなくても

大丈夫と思う。(ほんとか?)

 

雨の日のためのものは持っていないこと

夏用のものも持っていないこと

それを認識していることが

ちょっとは進歩したことです。

 

なので、秋から冬の晴れた日には

どうにか着られて出かけることが

出来るくらいのものは

最低限揃っているということ。

気仙沼でのお祝いの時に

頑張って自力で袋帯を結び、

紋付の色無地を着たのが最後です。

ほんと久しぶり。

 

あ。そういえば違いました。

この時には着せていただいたのですが

「アレコレ」という

着物まわりの情報満載の小冊子に

ご縁があり取材していただき

(なぜ私が!?)

掲載していただいたのでした。

 

 

恥ずかしくてあまり大きな声では

誰にも伝えてなかったのだ。

着物超初心者の思うことや

洋服の仕事の人が、ということで

興味を抱いていただけたようです。

 

着物との縁は

その周りにいらっしゃる

素敵な方々とのご縁にも繋がっているので

不思議なことに、途切れずに

年に数回しか着なくても

その楽しさや嬉しさは

着るたびにしっかり身についていきます。

 

洋服とはまた違う意味で

長く残せるものだから

大好きだと思える着物を

厳選して集めていけるといいなと

妄想だけはしています。

高額なものが欲しいわけではなく

自分好みのものを見つけたい。

 

なかなか簡単に買えるものでもないので

目を養う期間だと思っています。

いつまで養うつもりなのか。。

目ができた頃には

立派な老女になってるんじゃ。。

まぁいいさ。

 

とりあえず、今日は頑張って

着てみるということで。

 

そう思うと、洋服ってほんと

気が楽、身体も楽、便利なものです。

アウターフェア開催中ですよ。

ぜひ、ご検討下さいねー。

 

本日もお越しいただき、

ありがとうございました。

 

 

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気仙沼

 

気仙沼です。

 

 

この穏やかな海が一変した日から10年。

壮絶な日々を超えて

夢を叶えられた和江さんの

新社屋も、そしてお祝いの会も

素晴らしかった。

 

 

繊維産業を象徴するノコギリ屋根。

安定した採光が可能なこの屋根には

太陽光パネルが嵌め込まれ

この真下にある縫製場には

自然光が降り注いでいました。

空がいつでも見えるという

明るく素晴らしい空間。

スタッフの皆さんの笑顔と

どこもかしこも全部見てくださいと

誇らしく嬉しそうな様子が印象的でした。

 

スマホ持っていくの忘れて

社屋の写真はバスの中から撮った

この1枚だけ。(だめじゃんね)

 

事務所、配送センター

倉庫、店舗、

お茶を飲んだり食事を取ったりする

「笑顔の集会所」と名付けられた場所。

ここにいずれはカフェを作りたいと

おっしゃっていました。

いろんな夢がここからまた始まるのだな。

 

着物を

「やさしく たのしく おもしろく」

というぶれない思い

社員さんたちを大事に、

厳しくも楽しく職場を作ること

雇用を作り、人を集める場所を作り

気仙沼という場所を盛り上げて

地域に貢献するということ

 

買い手よし

売り手よし

地域よし

 

その思いが貫かれていることに

肌で触れることができるような時間でした。

もうね、お祝いの会の間中は

涙ぐみっぱなし。笑

 

 

ホテルに入る前に

気仙沼市復興祈念公園というところに

連れて行っていただきました。

気仙沼の海が一望できる高台にあり

犠牲になられた方々の

名前が刻まれている場所。

青い海と青い空が眩しかった。

 

そして、今日は

東日本大震災遺構・伝承館と

いうところにも。

 

当時の映像を見ると

ここでも涙が止まりません。

残された方々の

ドキュメンタリーなど拝見すると

涙腺が崩壊します。

改めて、すごい災害だったのだと

本当に。

ここの皆さんはいろんなことを

超えて来られたのだな。

 

そういう土地に

ご縁が出来ました。

また、今度はゆっくり

遊びに来させていただこうと思います。

 

久しぶりに温泉につかり

美味しい食事をいただき

さまざまな刺激を受けた二日間でした。

いろんなご縁に感謝だな。

 

どうにか自力で着られました。笑

 

本日もお越しいただき

ありがとうございます。

今も最前線で戦ってくださっている

世界中の医療従事者の皆様に

心からの感謝を!

 

 

 

着る愉しみ

 

夜の着付け特訓で

へとへとになっております。笑

結論としては

一朝一夕でどうにかなるもんではない。

ほんとにね。いやはや。

腹を括って、

今出来る精一杯で挑むしかないな、という

いつも通りの感じであります。

 

へとへとだけど、楽しいの。ほんと。

「着る」というただそれだけのことなのに

なんでしょうか、これは。

 

難しいからやりがいがあるというか

ちょっとうまくいくと嬉しいし

うまくいったと思ったら

やっぱりあかんやん、がっかり

だったりするし。

 

洋服には形のデザインが数限りなくあり

アイテムも様々あり、

それが刻々と変化し続ける、という

難しさがありますが

子供の頃から毎日毎日毎日

鏡を見て、とっかえひっかえして

こういうタイプのものが似合う とか

こういう風に着るといい感じ とか

数限りない練習を重ねてきているから

それなりに着られます。

そもそも、「着る」ということだけなら

そんなに難しいものではない。

Tシャツとゴムのパンツとか

秒で着られるよ。超簡単。

 

着物も毎日着ていれば、

そんなに大変でもなく

着られるのでしょうし、

こうするとちょっと

顔が小さく見えるとか

衿が決まるとかそういうコツも

毎日やってれば

身に付いていたことでしょう。

浴衣みたいなものに紐を括るだけなら

秒で着られるのかもしれません。

履くものも、下着も、

雨の日対応グッズも

自然に揃っているのだろうし

TPO に合わせていろんなものが

あることでしょう。

 

要するに回数なんだよなぁ。

 

どちらも着ようとすると

いろんな「もの」の量が増えます。

 

洋服でも、「喪」のシーン用に

服、靴、バッグ、ストッキング、

アクセサリー と

一気にそれなりに揃えようとすると

すごい金額にもなるし、

純粋に「もの」の量も増えます。

一定のシーンにしか使わないものでも

そんな時は、心を尽くしたい

礼を尽くしたい時でもありますから

軽々しく考えられるものでもありません。

 

洋服も、着物も、

生活を愉しくしてくれるもの。

若くなくなっていく自分が

どうでもいいよ、って感じに

どんどん老けていくんじゃなくて

鏡の中で少しでも、

いい感じに見えると

その嬉しさは倍増です。

 

輝くばかりに可愛いとか美しいとか、

そういうのはやってきたんだよ、多分。

そんな自覚は全くないけど、

今の自分があの頃の自分を見たら

そうだったんだよね。

きっと眩しいよ。肌とかぱーんとして。

いつの間にかそういう時代は

終わってしまいました。笑

今さら求めてもしょうがないし

取り繕ってどうにかなる

そういうレベルの時代も過ぎました。残念。

 

でも、だから、毎日毎日頑張ってる

自分のことは

甘やかして大事にしてあげましょう。

自分しかそんなことしてくれないし

自分に余裕がないと

人を大事にしてあげることも

なんだか難しくなりますもの。

 

かさかさの手には

たっぷりクリームをぬって

丁寧に擦り込んであげるとか

その程度だけど

大事にしてあげよう。

新しく買ったけど、微妙っていう服を

今のトレンドだからと無理して着るより

10年前のものでも

気に入ったものを着て嬉しい気持ちを

大事にしよう。

くたくたになっちゃってても

最高に着心地のいいものを着て

あー気持ちいいんだよなこれ って

笑顔になることを大事にしよう。

 

上手に着られなくても

着物を着ようと

悪戦苦闘している時間そのものの

愉しさを満喫しよう。

 

考えてどうにかなることは

考えなくちゃいけないけど

考えると辛くなることばかりを

考えるのはちょっと置いておいて

今の自分を笑顔にしてくれるものに

フォーカスしていることにしましょう。

 

 

本日もお越しいただき

ありがとうございます。

今も最前線で戦ってくださっている

世界中の医療従事者の皆様に

心からの感謝を!

 

 

 

着付けトレーニング

 

カタログはお手元に

届きましたでしょうか?

 

暖かくなってきたかと思えば

また少しひんやりとして

でも、このくらいが平年並みの

気温なのですよね。

 

例年なら5月くらいまで

長袖を着ていたりするので

この時期には東京では

まだまだ半袖は寒くて着られませんが

日が長くなり、日差しの様子も

冬とは明らかに変わってきて

そうなると、春物に手を通したくなる

そんな季節になってきたのですね。

 

新しい商品にも

たくさんのご注文を頂戴しており

心から御礼を申し上げます。

本当にありがとうございます。

 

少し気温が上がった日などに

新しい服を初めて着たら

なんだか似合うよね、いいよねって

嬉しい気持ちになっていただけると

いいなと思いながら

お届けさせていただきます。

 

予断を許さない状況になりつつあり

またいつ緊急事態宣言が出されるか

分からなくなってきました。

 

ワクチンがかなり行き渡り

中国やアメリカでは普通の暮らしが

戻り始めている様子が

テレビから伝わってきます。

日本はどうした!?

 

男女平等然り

ワクチン接種率然り

いろいろな切り取り方の中で

先進国の中でも日本は

最低レベルというデータが

ちらほら出てきています。

うーん。

 

とはいうものの、

ものすごく安全で清潔な国であることは

間違いのないこと。

コロナで亡くなった人の数も

そんなに多くはないというのは

すごいことではないかと

思ったりします。

 

さてさて、わたしたちは

やっぱりこれしかできません。

ワクチンを打っていただけるまで

注意深く、感染症対策をしながら

日々の暮らしを頑張りましょう。

 

そんな中ではありますが

週末の気仙沼行きに向けて

毎晩着付けの練習をしております。

 

着るだけなら、30-40分で

着られるようになってきました。

そうなると、気になり始めるのが

完成度の低さ。

 

そもそも着ている回数が少なくて

経験値が低すぎるのだから

しょうがないのですけれども

やはりせっかく着るなら

少しでもしゅっときれいに

着たいと思うもの。

 

襟元がぐずぐずしてみっともないとか

おはしょりがもたついているとか

帯揚げの形もひどい、とか

髪型はどうするんだ!?とか

そういうことが俄然気になり始めました。

 

コンピューターで検索をかけると

Youtube には

あれこれ気になってたいたことの

解説動画が目白押し。

 

なんなら気仙沼に訪ねていく

和江さんの動画も

いっぱい出てくるし。笑

 

そうかそうか、

こういうのあったよね、とか

教えてもらったはずなのに

忘れていたコツも思い出したり

昨夜は夜遅くまで延々と見続けて

頭の中がパンパンになっています。

 

もう今夜と明日の夜の2回しか

練習のチャンスがないのですよね。

付け焼き刃では

どうしても間に合わないなぁ。

 

こうして、少し格の高い着物を着る

そういう機会を用意していただいたことは

着物の経験値を上げるうえで

とても貴重なことだったと思います。

 

今回着ようと決めたのは

浅葱色の一つ紋の色無地。

どういう経緯で箪笥に入っているのかも

思い出せないのですけれど

母方の家紋が入っています。

なんとしつけ糸がついてました。

今まで誰も着たことがなかったということ。

母のものだったのか

私のために嫁入り道具の1枚として

作ってくれたものだったのか。

そんなに安くはなかったものでしょう。

そういう着物に手を通せて

本当によかった。

 

色無地は他に同じような色合いの

スモーキーピンクのものが

2枚もありました。(なぜ?笑)

1枚は娘の3歳の七五三のお祝いの時に

着た記憶が(写真が)あります。

若い頃ならよかったけれど

今は少し気恥ずかしい色。

 

洋装の喪服らしい喪服を持っていないので

これはどちらかを染め直して

法事や喪の席にも着られるように

したいものだと思っています。

本格的な黒の喪服は、

かなりシーンを選ぶので、

もう少し汎用性のあるものにできると

いいなぁと思っています。

 

とはいうものの、着物の手入れには

それなりにお金がかかるので

ほんと、いつかね、という感じ。

ゆっくりとしか出来ません。

 

物事を学ぶということは

さまざまな方向からのアプローチが必要で

一朝一夕にどうにかなるものでは

ないのだなぁ。

 

本を読み、文字を追うことで

基本的な知識を頭に入れる。

手を動かすこと、

実践することで体験する。

あまりのできなさに落ち込む。

もう一回読み直し、

動画を見直し、

また実践して、

間違っていたところに気づき

修正をする。

それを繰り返して

少しずつ、少しずつ、身につけていく。

 

着物を着ること

料理を作ること

家を片付けること

英語の勉強

ピアノを弾くこと

服を作ること

会社を経営することも

何もかも。

 

学ぶことばっかりで

本当に時間がいくらあっても

足りません。

 

だから、家にいても、学ぶことで

世界も、夢もどこまでも広がりますきっと。

今日も、明日も、明後日も

楽しみながら、過ごしましょう。

 

本日もお越しいただき

ありがとうございます。

今も最前線で戦ってくださっている

世界中の医療従事者の皆様に

心からの感謝を!

 

 

 

礼装の機会

 

「着物」を

身近なものにして下さったのは

オトハルの三好洋子さんと

たかはしきもの工房の高橋和江さん。

 

日常的に着物をお召しになっている

三好さんがオトハルで

浴衣の着付け講座を開催なさった時に

初めて和江さんにお目にかかり

それが私の着物への第1歩でした。

 

その後も和江さんの

スパルタ着付け講座に

参加したりしながらも、

私は本当に劣等生で

なかなか着られるようには

なりませんでした。

 

こればっかりは練習と回数。

初心者レベルでも何回も着て

そして、出かけることが大事だったのだと

今となったら分かります。

 

和江さんや洋子さんの企画で

着物を着て出かける機会を

色々と作っていただいて

どうにかこうにか

着て出かけることを

何度か繰り返しているうちに

どうにかこうにか

まぁ着られるようになった(のか!?)

のだと思います。

 

和江さんは気仙沼の悉皆屋さん。

今では全国的に超有名な

着物を容易く着るための

下着の製造販売をなさっていて

御本も何冊も出していらっしゃいます。

いつの間にかちょっとした著名人に。

 

東日本大震災で

気仙沼の工場には水が入り、

もうお商売を諦める気持ちに

なりかけていた時に

泥だらけの着物を抱えて

何人もお客様がいらしたとのこと。

どうか、この着物を

救ってほしいという声に

続けなくてはいけないと

強く思われたそうです。

 

と言うような話は、

何度か書いているかと思うのですが、

その和江さんが気仙沼に

工場、店舗、配送センターが

一体となった新しい社屋を作られて

その落成記念会にご招待いただきました。

 

コロナのこともあり

随分と悩まれていたのですが、

つい先日やはり予定通りに開催と

ご連絡をいただきました。

 

和江さん本当にすごい。

女性経営者として、尊敬し

憧れる先輩なのです。

 

遠いし、洋装でもいいかなと

チラリと考えたりしていたのですが

その選択肢はありませんでした。

 

着物の商いをなさっている方の

お祝いに駆けつけるのだから

和装で出るのが一番のお祝い。

しかも、それなりの格式が必要という

着物初心者的には

滅多にないシーンです。

 

父の葬儀、

姪の結婚式、などの際には

着付けをお願いして

着せていただきました。

 

今回は自力で着なくてはなりません。

訪問着で、袋帯です。

ひゃー。無理無理。

持ってるものでどうにかなるかも不明。

ということで、

お片づけでお世話になっていて

着物の先輩である友人の

さかもとりえさんに泣きつきました。

 

実のところ、

りえさんに最初にお目にかかったのは

最初の浴衣の着付け講座。

私がモタモタしている間に

りえさんは積極的に練習をなさって

着物を着て出かけることを

繰り返しなさっていて

あっという間に

”いつも素敵に着物をお召しになっている人”に

なられておりました。

経験値に雲泥の差が出来てます。

 

家まで来てくださり、

この着物とこの帯なら大丈夫、

帯揚げはこれで、

帯締めは私が何本か

持っていくようにするね、

草履はこれでいいと思う など

優しくアドバイスをいただき、

袋帯の結び方も教えてもらい

着るときのコツなどもたくさん

教えていただきました。

 

ちょっとどうにかなりそうな

気がしてきたけれど。。

 

りえさんが帰られてから

ひとりで一から練習したら

完成まで1時間半かかった。泣

しかも結構ぐずぐずです。はぁ。

今週は毎晩練習しようと

心に決めています。

 

それにしても、

着物を着ることを身近なものに

していただいたことといい

今回のように訪問着を着る機会を

作っていただいていることといい

洋子さんにも、和江さんにも

そして、りえさんにも

感謝しかありません。

 

和装も洋装も

身にまとうものという意味では

同じなのですよね。

好きなのは、どうしようもない。

 

着物まわりも随分と片付け

自分が何を持っているかも

ようやく把握できました。

まずはそこから。

どれだけ数を持っていても

好きなものでなければ

似合うと思うものでなければ

着ないのは洋服と同じです。

洋服なら趣味でないものを着るとか

あり得ないでしょう?

 

格式の高いものを着る時には

それに合うバッグや靴やアクセサリーが

必要なように

着物でもやはり普段の着物とは違う

色々なものが必要。

そのあたりも押さえながら

必要なもの もしくは 好きなもの

以外は手放していってもいいのかなと

思ったりしています。

まぁ大した数があるわけではないのですが。

 

第一礼装に関しては、

振袖、留袖、喪服など小物も含め

丸っと全て揃っているのは

母のおかげです。

嫁入り道具として揃えてもらい

それがあるから、

着物を着る機会には

着るようにすることも出来ています。

 

おしゃれ着物みたいなものは

逆にほぼゼロに近いので

じっくりゆっくり楽しんで

集めていこうと思います。

 

相応しい帯じめがない とか

落とし穴がありましたが

助けてくださる友人(りえさん感謝!)が

いらしてくださり

着付けが間に合わないかもと思えば

おそらく助けてくださる手が

いっぱいありそうな会であります。

 

本当に久しぶりの遠出です。

また、その様子はお伝えできればと

思っております。

 

本日もお越しいただき

ありがとうございます。

今も最前線で戦ってくださっている

世界中の医療従事者の皆様に

心からの感謝を!

 

 

 

着る愉しみ

 

ますます、服を選ぶのは着るのは

自分が嬉しくなるため、という気持ちが

強くなっている毎日です。

 

久しぶりにインスタ写真転載してみます。

 

 

これ、上に着てるのは

LULU という名で作ったニットカーディガン。

 

レーヨンコットンのやわらかな糸で

袖口に向かって広がっていく空気の入る感じとか

今の季節にすごく気持ちいい。

短い着丈のバランスも好きなんだよね。

後から発見することもいろいろあります。

 

衣替え洗濯をする前に

もう1回着たい!と思うものを

せっせと着る日が続きそうです。

 

もう1枚あげたのは

これ誰? っていうくらい修正が入った

アプリで撮った別人写真。笑

(ほんと、この技術どうなの?いいの?)

(スタッフが見たら爆笑するやつ)

(インスタライブの実物との違い!!!!)

 

 

毎朝こうやってホットカーラーで髪を巻くのは

本当に、自分の「嬉しい」のためだけに。

ちょっとでもいい感じに見えた方が

今日を生きるための気力が湧くというもんです。

ボサボサの洗い髪で何もしないと、

やつれた感が半端ない56歳。

誰に何を言われようと、

自分が嬉しい楽しい気持ちいいを大事に

装いは選んでいこう、作っていこうと

思う気持ちが固まってます。

これもコロナに教えてもらったことだなぁ。

 

 

このきれいな色のセーターには

やっぱり柄物のスカート、いいよねって

気持ちがふつふつと湧いてきて

ああでもない こうでもない と

柄選びを延々とやってます。

 

リバティのすごいところは、

どんな色にも似合っちゃうところって

再確認しながら

ようやく、この秋の

柄スカート候補を選びました。

柄好きの皆様

どうぞ楽しみにしててください。

 

夏に作ったものも

冬にも着るつもりだけれど

また新しいのも気持ちが変わって

いいかなって。

 

こうやって次に作る企画のことを

考えてる意識の根っこに

この夏に見た着物展が居座ってます。

 

着物、という基本はひとつの形の中に

いろんな素材と、色と、柄があり

そこに帯を乗せ、

帯揚げを添え、

帯締めで締める中に

様々な色遊び、柄遊びがある。

 

自分の生まれた年の干支である

うさぎ柄に特別な思い入れがあったり

1枚の着物でも、帯によって

全く違う着物に見えたり

自分の気持ちを刺激する

”ツボ”が山ほどあります。

 

装いは人に見せるものでもあるけれど

自分の心を満たすものでもあり

着物にはその嬉しさが詰まってるなぁと

つくづく思うのです。

 

各地にその土地にしか出来ない

織りや染めがあるのは、

ワインにおけるテロワールの違いを

楽しむようなものだと思えるし

4つの季節の移り変わりを慈しむ

素材や柄のバリエーションは

ため息が出るほどの美しさ。

 

着物が似合うタイプだったら

きっと今頃どっぷりはまってると思う。

残念ながら、まだ洋服の方が

いろいろごまかしながら

ちょっとはマシに見えると思ってるので

ブレーキがかかってますが。笑

 

この嬉しさ、楽しさを

洋服にトレースするとしたら

どんな感じになるのかなってことを

ずっと考えてます。

 

素材、色、柄、に関しての遊びは

洋服でも同じように出来るはず。

洋服にしか出来ないことも

たくさんあるはず。

ニットとか、カットソーのように

”伸びる” っていうのが

一番の違いなのかな。

まっすぐな平面的なものと

やわらかな曲線的なもの。

 

コロナで閉じてしまったいろんなもの。

 

それ、どこに着ていくの?って言われると

返事に困るけど

駅前にお買い物に行くときにだって

ちょっと素敵なもの着てると

自分が嬉しいんだよね。

 

その気持ちを大事にしようと決めました。

 

どうせ駅前にしか行けないから

なんでもいいよ、ってなっちゃうと

どんどんどんどん毎日がつまらなくなるからね。

 

どこにいても、どこに行けなくても

何をしてても、何が出来なくても

機嫌よく、楽しく暮らすのだ。

 

本日もお越しいただき

ありがとうございます。

今も最前線で戦ってくださっている

世界中の医療従事者の皆様に

心からの感謝を!

 

 

 

 

 

KIMONO 展 後期

 

机に向かってする仕事だけが

仕事だけじゃない。

もちろんその通り。

なんだけども

だからと言って

机に向かって

しなくちゃいけない仕事が

消えてなくなるわけではない。泣。

 

コンピューターの前で

黙々としなくてはいけないこととも

そろそろ向き合わなくては。

 

毎日暑い。

暑い日中は

クーラーのきいた場所で過ごし

朝と夕方に活動すればいいのかな?

 

朝起きて、

家の中で家事をして

車に乗って会社に行き

会社で仕事をして

また車に乗って家に戻る

 

という毎日だと

クーラーの効いてる場所を

渡り歩くことになり

さほどつらさを感じないのですが、

今日は電車に乗って出かけたので

汗ダクダクになってきつかった。

毎日電車で通勤なさってる方に

頭が下がります。

 

本日は東京国立博物館平成館にて

KIMONO展の後期展示を。

 

来た人は全員が見たいよね、

という信長の陣羽織とか

メイン展示は変わりませんが

夏着物に変わってるものが

かなりありまして

もうね、またね、

素晴らしかった。

見入ってしまいました。

 

今回はわたくし、

風俗画というか、

絵の展示にも心惹かれて

見て回るのに

また時間がかかるかかる。笑。

 

白麻の地に、

友禅染めと刺繍とか

贅沢すぎて可愛すぎて

ため息が出るものが

山のようにありました。

本当に眼福。

 

今回ご一緒したお二人は、

粋で素敵な夏着物姿でした。

わたくしはあっさりと白旗を上げて

サンドレスで参りましたの。

暑くてね、慣れない身には

ハードルが高すぎたので

正解だったと思います。

 

夏帯とか、帯揚げとか

夏物は短いけれど

それはその季節の楽しみとして

ほんとに素敵なのね。

 

夏着物も、もう少し色々見て

研究して、経験者の話も聞いて

大好きなものに巡り会えたら

誂えてみたいものです。

あ。夏着物に限らず、それは

単衣でも、袷でもそうなんだけど。

 

こういうの見て、

ご一緒した方々の着物拝見して

厚かましく触らせてもらったりして

身近で素材感や、

着るのが難しいかどうか

着た時に涼しいかどうか

そういう話を聞けるのは

恵まれてるよねって思いながら

そういう意味でもひとつまた

良い経験をさせていただいた

今日も良い1日でした。

 

前期日程ではどうにか

我慢した図録が

どうしても欲しくなって購入。

資料的に読み込むのも楽しくて

抱えて何時間でも過ごせそうです。

 

 

10時に予約をしてくださってたので

最初のうちはそうでもなかったのですが

途中からすごい人になってきて

ちょっと頭越しに見る感じに。

 

本来なら、今頃

世界中の人がオリンピックを見に

いらしてる頃。

この展示も世界に向けて

準備されたのだと思うのです。

ほんと、これ見て欲しかったって

残念無念な気持ち。

 

日本の伝統工芸の素晴らしさ

そのデザイン力、緻密な手作業

全てにおいて

世界に胸を張って

誇れる文化であることを

再確認しながら帰ってきました。

 

このDNA は一体どこにいったの?と

2万回くらい言うけどさ、と

ご一緒した

オトハルプロジェクトの三好さんが

ずっとおっしゃってました。笑

うんうん、ってうなづきながら

私たちの中に残ってるはずよ、と

わくわくしながら考えました。

 

帰りに新事務所に行ったら

珪藻土の壁が仕上がってて

電気工事も終わってた。

あー、この作業も見たかった。

家や部屋を作る作業も

全部工程を見ると

絶対に面白いはず。

ものづくりというのは

本当に面白くて興味深い。

 

この新しい事務所での、

スタートアップイベントに

今日ご一緒したもうおひと方、

さかもとりえさん

お片づけ講座しましょうか?と

おっしゃってくださったので、

それも開催します!嬉しい!

このあたりもまた、

追ってお知らせさせて

いただきますね。

 

それにしてもお二人の

素敵なお着物姿の写真を

撮り忘れる不覚。

なんせ、暑かったのでね。泣

もっともっといっぱい

おしゃべりしたかったなー。

お二人それぞれの

新しいプロジェクトの話。

ちら聞きですが、聞いただけで

わくわくして帰ってきました。

わたしも、頑張ろう。ほんと。

 

本日もお越しいただき

ありがとうございます。

今日も最前線で働いてくださっている

世界中の医療従事者の皆様に

心からの感謝を!

 

 

 

 

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