お任せします

 

朝起きたら

会社のホームページが見えなくなってました。

作ってくださった方とも

その方と繋いでくださってた人とも

ご縁が切れており、

もう一度繋ぎ直すのも選択肢のひとつだけど

さて、どうしたものかと考えて

仕事場で知り合いになった女性に相談したら

あっという間に解決してくださいました。

すごい。

 

こうやって、

自然と離れていく縁もあり

新たにつながるご縁もあり

人間関係も少しずつ

変化していくものなのですね。

良い方向へ繋がっていくことを願い

自分もまた成長していかなくては。

 

30代の頃なら、

自分でどうにかしようとして

こういうことをきっかけとして

ゼロから勉強をスタートしたことでしょう。

誰かにできることならば

自分にもできるのではないかと

思いたかった時代です。

そして、曲がりなりにも

ホームページを立ち上げたり

ショッピングカートを設置したりも

素人くさい仕上がりとはいえ

最初は自分でやってました。

 

全部自分でやろうとするのは

わかりやすく駄目な判断で

自分でできることも

誰かに任せることのできる人が

良いリーダーなのだとよく聞きます。

 

そういうことに対する変な執着心や

意味のないこだわりは

いつの間にかあっさりなくなりました。

これも体力と気力の衰えなのか

経験値が上がったことによる成長なのか

微妙なところですけれど

いずれにせよ、人に任せることは

今となっては大得意になっています。

 

私の場合誰かに任せたほうが

よっぽどクオリティが高くなるってことに

気付くのに時間はさほど必要なかった。

そもそも自分の実力が大したことないから。

そして、誰かに任せることが増えれば

自分が楽になることも実感したのです。

それでも、若い頃にいろんなことを

浅くてもガツガツと勉強したことが

ベースになって見えやすくなってることは

たくさんあるように感じるので

あれこれ寄り道したことも

無駄ではなかったと思っています。

 

そして今、

誰かにお願いしていたことを回収して

また自分のところに戻すことが

ひと段落したところです。

時代の流れとともに、

必要な作業や仕事内容も

刻々と形を変えているから

すでに小さくなってる作業や

必要のないことにも

惰性で予算を使っていたのを見直したのですが

今朝みたいなことが起こった時のことは

また考えておかなくてはねと

反省部分もちらほら。

いずれにせよ、

コストとのせめぎあいでもあるので

お任せしたくてもできないことも

あれこれとあります。

 

良い人にご縁をつなぎ

実力を蓄えるように努力して

次のステージにたどり着いたら

ぽんっとお任せします!って

きっとまた任せられるようになるのでしょう。

 

今は自分でどうにかするフェーズ。

自分のすべきことを見据えて

やっていこうと思います。

 

本日も、お越しいただき

ありがとうございます。

 

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考えたこと。教わったこと。

 

金曜、土曜と夜に新年会が続き

そのうちのひとつ、昨日の夜は

17人にお料理を出す係をやってきました。

今回は2人で作るというミッション。

達成感が半端ない感じです。

 

毎日作り、食べるを

基本的には一人でやってるので

自分の作ったものを食べてくれる人がいて

美味しいと言ってもらえること

ありがとうと言ってもらえること

そういうある意味修行みたいな場を

与えてもらっていることは

ありがたいことだなと思いながら

心地よい疲労感の残る日曜日の朝。

 

山のように料理を作ったけれど

終わった頃にはありがたいことに

ほぼお皿は空っぽになっていました。

嬉しさでお腹いっぱい。笑

 

昨日お目にかかった方の中のお一人は

新潟で日産鮎川義塾という経営塾の

塾長をなさっている女性。

結婚出産後に素人が立ち上げた

アパレル会社を23年やってると話すと

思いのほか評価していただき

なんだかくすぐったい気持ちになりました。

自分の人生にはここにきてもまだ

自己肯定感がかなり低いのだ。

 

月に1回程度、大きな意味で

経営や金融、生き方みたいなことを学ぶ

かなりクローズドのコミュニティ的なものに

ひょんなことから参加しているのですが

ここで聞いた言葉

出会った人たちとのご縁もまた

不思議なものになっています。

人生後半、いかに生きていくのか

伺うたびに深く考えることになってて

ぼーっとしてると流れていく日々の中で

貴重な時間になっています。

 

エキセントリックな影響力のある誰かに

大きな影響を受け過ぎない訓練も

ここまでの人生の失敗の数々の後で

出来てきており

誰かや何かに執着することも

幸いなことになくなりました。

(そんな情熱も体力もなくなっちゃったよ。)

 

こうしろ、ああしろ、と

影響を与えようとする人とは距離をおいた方がいい。

こうすれば幸せになるとか

こうすればお金持ちになるとか

単純に容易く見えるものに

まともなものなどあるわけない。

 

教えてあげられることは全部教えてあげるけれど

それを使うかどうか

どう使うのかは自分の頭で考えるしかないよねって

あなたの人生とわたしの人生は違うからね

そんな距離感。

ここにある情報を取りに来てもいいし、

来なくてもいい

それもあなたが決めて何の問題もない。

 

自分で動き、自分で考え、自分で試し

勉強を続けない限り

何ひとつ身につかない

そういうヒントの種をくれる人が

本物なんだろうなと感じ始めています。

 

教わることも

教わるべきことにもきっと

自分の時間の中でのタイミングがあり

同じ言葉でも耳に入ってくる時と

そうでない時があるのだろうと思います。

 

昨日聞いた話の中で

とても響いたことがあったので

少しご紹介しますね。

働く意味というか、そういうことに関して。

こういうの、嫌い、って方は

どうぞ無視してくださいませ。

 

  1. 位置を決める
  2. 担う(役目や責任を担う覚悟)
  3. 参加する
  4. 仕事ができる
  5. 互角になる(師やクライアントと。必死の勉強が必須)
  6. 禄を食む (ここでやっとお金が出てくる)
  7. 七階に入る(第六感を超えた愛と知恵の世界)
  8. 八方の良さを実現
  9. 究 (ずっと続く探求・研究へと)

 

この思考の序列が

非常に大事なんだと教わりました。

主催なさっているのは、

すでに稼ぐ必要のないくらいの資産を

築いてこられた資産家の方々

今はそうだけれど、

過去には依存症で

借金まみれだったとおっしゃる方は

お金のことをあまり考えずに

仕事に没頭することができるようになった頃に

ふっとあらゆることが好転していったと

不思議なことを体感なさったなどと聞くと

揺さぶられるものがあります。

 

最初に時給や収入の額を計算してから

職を求めるのは、6から入ること。

順番が間違ってるのだと。

同じように利益だけにとらわれるのは

順番が間違っているということなのでしょう。

 

利益というものが生み出されないと

企業というものは存続しません。

それは当たり前のことなのですが

そこだけにフォーカスすると

うまくいかないのだと

禅問答のようなことですが

思い当たる節があり過ぎます。

 

まずは、位置を決めること。

自分のするべきこと

したいと思うことを決めることから

全ては始まるのだと

年の初めに教わって

わたしはとてもすっきりしているのです。

 

ご存じのとおり

アパレル業界はまだまだしんどい業界で

わたしには経営手腕といわれるものもありません。

それでも23年以上も続けてこられたということは

ここでするべき役割があり

何か意味があるのだろうと思っています。

 

他のことより少し

上手にできることがあるとしたら

洋服を作るということなのでしょう。

それもファッショナブルなもの というより

心地よさや扱いやすさ

気負って着なくて良いこと

難しく考えなくてもスタイルができること

丸くなってくる体型をきれいに見せてくれること

そういうことを大事にするようになって

ようやく自分のすべきことが

見えてきたように感じています。

 

50代、60代、70代、80代、90代になっても

毎日何か服を着て生きていくのですものね。

大事にしたい普通の日々の暮らしの中で

楽しく心地よく過ごせるようなものを

自分で自分を大事に思えるようなものを

作っていくこと。

それをわたしの目指すものと決めて

これからもやっていこうと思います。

 

日本国内の生産現場を守り、

少しでも貢献することも

ささやかな目標にしながら

お客さまの声に真摯に耳を開いて

一緒に作っていけるようにと考えます。

ご感想、ご要望など

お寄せくださると喜びますので

office@pci-shop.co.jp まで

メールをくださいませね。

 

本日も、お越しいただき

ありがとうございます。

もう29日だけど

新年の所信表明であります。

 

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お風呂の楽しみ

 

先日ご紹介した石鹸作りの本。

 

 

この本を読んでから

お風呂に浸かるたびに、

あぁ、いい香りの入浴剤があったら

どんなにいいだろうなぁと

思うようになりました。

 

“ゆずの皮と春菊を

ガーゼの袋に入れて”

なんていう記述があったなと

想像するだけでも楽しい。

 

石鹸も、シャンプーバーも

入浴用の塩も手作りで

ハーブのいい香りがするなんて

どんなに素敵なことでしょうか。

 

お金を出せばいくらでも

いいものは手に入りそうですが

本当にいい香りの自然なタイプのものは

すごく高額そうにも思えて

そういうのを使いたいわけでもない気がします。

 

少しずつ、自分で作って

キープしていければいいよね。

 

髪を洗わなくちゃ

メイクを落として洗顔しなくちゃ

もちろん身体も洗わなくちゃ って

どうしてもしなくてはいけない

面倒な作業にもなりがちな入浴というもの。

 

作業にするか楽しみな時間にするかは

心持ちの問題に思えます。

楽しむ時間にするにも、

自分の側に余裕がないとなかなかね。

 

それでもやっぱり、こんな風に寒い日には

とにかく温かなお湯に浸かるのは

最高に幸せな時間です。

出来るだけ、焦らずに、ゆっくり

バスタイムを楽しめるといいな。

帰りに無印に寄って、

エッセンシャルオイルを

物色してみたいような気持ちに

なってきました。

 

今夜はとりあえず、

キッチンにある大きめの粒の塩に

いい香りのエッセンシャルオイルを垂らして

お風呂に入れてみようかな。

 

柑橘系のフルーツを食べたら

皮をベランダで乾燥させてみよう。

そして麻布で袋を縫っておこう。

ハーブやみかんの皮なんかは

ガーゼとかで袋を作り、

その中に入れて

お風呂に入れれば良いのだと

いろんなところに書いてあります。

布ならなんでもいいと思うけれど

麻くらいの目のものの方が

中の成分が出やすそう。

穴のあいた枕カバーを

ウェスにする予定なので

それをリメイクしてみます。

 

お茶パックでもいいみたいですが

一応プラごみになるものなので

ささやかに使わない方向で。

ラップをまた使い始めたり

してるくせにですけども一応。

 

コーヒーフィルターも、

麻のものを使い始めており

これで、フィルターを

買いに行かなくていいのかと

目から鱗なのです。

紙の匂いがするんだよ、と言われて

そんなに繊細な鼻の持ち主ではないけれど

確かにそう言われれば

布の方が素直なコーヒーの味がするような。

残った麻布で、

コーヒーフィルターも作ってみようか。

 

麻布にも色んな番手のものがあるので

薄手の糸が細いものの方が

これに関しては良さそうではあります。

 

手作りのものでも

ほっこりしょぼくならないように

すっきり素敵に仕上がるように

その辺りは少し考えながら

バスタイム、楽しんでいきたいなと

思ってます。

 

本日も、お越しいただき

ありがとうございます。

朝ボクシングに行ってきてヘトヘト。

だから朝からずっと

お風呂に浸かる瞬間の妄想から

頭が離れないのだな。

 

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防寒

 

寒い寒い寒い1日でした。

室内にいても、いつもより寒いから

持っているものの中で

最強に暖かなものを重ねて過ごしました。

 

日中はセーターで

これはウールにナイロンが混紡されている

フリースっぽい仕上がりのもの。

あったかいけど静電気もひどいので

具合が悪い時とか、

本当に寒い時しか出してこないやつ。

 

家に帰るとカシミアのカーディガンの上に

モコモコのポリエステル100% の

フリース的な長いガウンを羽織りました。

これも風邪を引いた時に出してくる

寒い時用の服。

 

どちらも時々こうして着用し

その度に持っててよかったと思うので

絶対に捨てられないやつです。

 

多分あったか肌着の最強レベルのを

一番下に着用すれば、また

随分違うんだろうなと思うけど

肉布団を1枚加えるようなもんだから

普段に着るのは躊躇しています。

寒い季節のアウトドア活動などに

着用するために持っているんだけど

そうか、こんな日に着ればいいのか。

登山用のウールの靴下とかも

きっとすごくあったかいよね。

 

洋服には防寒、という

大事な機能があることを

思い出すようなここ数日。

 

とはいえ いつもいつも

こんなに寒いわけじゃないからねぇ。

重装備をたくさん揃える必要は

それほどあるとも思えず悩ましい。

手持ちのものを重ねながら

どうにか凌ぐ という

かなり後ろ向きの作戦です。

今日はあったかセーターを着たまま

ベッドに入ろうと思います。

 

本日も、お越しいただき

ありがとうございます。

こんなに寒いけど

春物が少しずつ入荷してきますよ。

 

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お湯、蒸気、水。

 

いうてもしょうがないけど

寒いですねぇ。

マイナス3度くらいで

何をいうてんねん、と

叱られてしまいそうですが。

 

長時間使うと体調を崩すエアコンですが

この冬は少し、寝室で使っています。

朝起きる前の1時間と

夜眠る前の数時間。

ほんのり程度でも室温が上がっていると

朝ベッドから出るのが楽ですね。

身体が温まっていると

ぐっすり眠れることも改めて実感していて

湯たんぽに頼り切ってます。

 

それも、ストーブの上で長時間

しゅんしゅんしていたお湯で作ると

朝までしっかり暖かい。

電磁波で作ったお湯とは

全く別物のように思えます。

同じお湯なのに不思議。

ずっとしゅんしゅんしていると

乾燥がやわらいで、

その湿度もあってなおのこと

室内が暖かく感じるのだろうな。

灯油を買いに行くのは面倒だけど

ストーブは愛しい存在です。

 

とはいえ蒸しタオルを作るには

電子レンジが最高にお手軽。

久しぶりに会った

お肌つやつやの人たちは皆

朝晩蒸しタオル!とおっしゃってて

しばらく忘れてたなぁ と。

 

なぜ使わなくなったんだっけ?

朝の鼻うがい(まだ続いてる)の後に

蒸しタオルで顔を拭いたら

洗顔しなくてもいけるんじゃないかと

朝のルーティンに取り入れました。

もちろん、最っ高に気持ちいいから

これは普通に続きそうだけど

なぜ続かなかったのか思い出したよ。

顔を拭いた後の冷たくて、汚れていて

濡れたタオルをどうするかに迷走して

面倒になったのだろうな、おそらく。

今のところはオイルヒーターの上に乗せておけば

あっという間にパリパリに乾いてくれるけれど

暖かくなってからが問題。

 

雑巾でも何でも、乾かしてからでないと

洗濯物かごに入れてはいけないのが

我が家のルールです。

基本室内干しなので、

雑菌の元は排除しておかないと。

少しでも濡れているものは

洗濯前にどこかで乾かさねばなりません。

洗濯してきれいになった後のものとは

また別に乾かす場所が必要で、

それが悩みの種になっています。

基本汚れ物なので、

目立つ場所には干せないし。

 

ほんと些細なこと。

こんなことの繰り返しで

日々というのは過ぎていき

あれこれと工夫することで

自分が暮らしやすく

楽しい方向に少しずつ動いているのでしょう。

 

soda stream の一番安いのを発注しました。

これで炭酸が家で作れて

ガスは回収してもらえるので

炭酸水問題は解決の予定。

ノンアルコールビールじゃなくて

レモンをたっぷり絞り込んだ炭酸水で

どうにか過ごせないかなと思ったり

蒸留酒であるハイボール系を飲むことで

ビールの摂取量を減らせるんじゃないかと思ったり

いろいろ考えていますけれど、

その辺りはまた使いながらどうなるかですね。

 

”今のところ、これでいいと思う” と

納得のいく流れが作れると

基本的なところが安定するように思います。

何かもっといい方法が

何かもっといいものが

あるのではなかろうかと

試行錯誤しているうちは

ざわざわしてるから。

ま、それも楽しくないわけじゃないけどね。

 

本日も、お越しいただき

ありがとうございます。

水を飲み、

火で暖めて、

さまざまに利用しながら

暮らしてるのね。ほんと。

 

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おいしい悩み

 

ミナ・ペルホネンの皆川さんと

坂田阿希子さんの共著、

「おいしい景色」を読みました。

 

ジュリ先生の料理を

皆川さんが盛り付けるという嗜好と

それぞれにテーマとなる器、料理に

合わせて綴られた文章が添えられていて

素敵な写真と、もちろんレシピとが

載っているという本です。

 

雑誌 SWITCH に掲載中から

ちょくちょく立ち読みしたりしてました。

 

 

いわゆる料理本というよりも

エッセイのジャンルに入るのだろうと

勝手に解釈して、買わずにいたのですが

これは手に入れておかないと後悔する、

という気持ちにふいに襲われて

書店で見つけた時に購入。

初版がなくなると

書店で手に入れるのは

難しくなりそうだからね。

 

買った後もしばらく

本棚に置いたままだったのですが

この週末に読み始めたら

作りたい料理が次々に現れるもんだから

なんだか興奮してしまいました。

 

ジュリ先生のナポリタン、

お店でも人気メニューですが

おうちで食べさせてもらったことがあります。

記憶に残る美味しさだったやつ。

そのレシピが載ってるし

おまけにトマトケチャップのレシピも載ってる!

なんて嬉しいことでしょう。

 

早速作ってみましたが、最高です。

腕が違うとはいえ、

私が作ってもそこそこ美味しかった。

 

2.2mmの太々のスパゲッティを使うこと

ミニトマトも入れること

 

このあたりがポイントといえば

ポイントなのかな。

思い出すとまたすぐにでも

食べたくなってしまうよ。

 

坂田阿希子といえばこれ、と思える

アイコンみたいなレシピが並びます。

秋に必ず数度作る秋刀魚ご飯、

新潟の喫茶店のがベースになった

ふわふわたまごサンドは

昔一度一緒に食べに行って

その美味しさにびっくりしたのでした。

チキングラタンや鶏の唐揚げなどは

料理名だけだと普通だけど

ジュリ先生のレシピで丁寧に作ると

ひと味もふた味も違うんだよね。

 

皆川さんの文章の中に

ジュリの料理を評して書かれた一文があり

そうそう、と思いながら読みました。

彼女のフィルターを通して作られた料理には

普通のものが、何か特別なものになる

魔法みたいなものがかかるのです。

 

素敵なおいしいもの満載の本でした。

やっぱり手に入れてよかったよ。

 

有元先生のおっしゃるように

全ての材料をバットに下準備してから

料理に取り掛かり

ウーさんの本にあったように

端から終わったものを片付けて

料理家の先生たちの教えのもと

我が家の台所とわたしの料理は

日々進化を続けています。

 

ひとりで食べるささやかなご飯。

雑雑と作り、盛り付けて

雑雑と食べることもあるけれど

丁寧に作り、素敵に見えるように盛り付けて

ゆっくり味わって食べる方が

もちろん豊かな気持ちになれるから

1回でもそういう食事を増やしていけるといいな。

 

と思いつつ そんなことばっかりやってると

体重増加が止まらないので、

月曜断食にまたトライしようかと思案中。

お正月明けから緊急事態が続いていて(笑)

やばいやばいと完全断食にトライしてみました。

成功した日が2回。できたやん。

翌朝は少しすとん、と落ちます。もちろん。

普通に食べるとすぐ戻るにしても、

そのままで増え続けるよりはマシ。

これは、ひょっとしたらまたできるかも!?と

思い始めて、再読中。

読み直すと、まぁ覚えてないこと。

びっくりするわ。

 

本の通りに厳密に続けるのは

結構厳しいのは経験済み。

もうちょっと続きそうなやり方に

少しだけ修正を加えながらやってみようか。

それで効果はあるんだろうか。

やっぱりないんだろうか。検証してみます。

完全な自己流よりは、

ガイドラインがあったほうが

良いのではないかという仮説です。

ダイエットってこうやって

一生延々とやってるのかなぁ。

やれやれ。

 

本日も、お越しいただき

ありがとうございます。

 

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あれこれ思う日曜日

 

家中をきれいに整えて

お買い物に行き

丁寧に料理をして

美味しいなと思いながら食べ

キッチンを片付けて

布巾を煮沸して

よく働いた週末です。

 

ストーブに火を入れていると

リビングは暖かで平和で

眠る猫と一緒に

少しうたた寝をしたり

読みかけの分厚い文庫本を読み終わったり。

 

例えば腰が痛くて

座っているのもままならなかったり

家族の誰かが病気だったり

自分が病気だったり

猫の具合が悪かったりしたら

一瞬にしてこの時間は

失われてしまうのだなと思いながら。

 

自分が歳をとっていくことは

まだ遠い先のことのように思ってたのだと

今更のように自覚のなさに情けなくなります。

何を考えていたのだろうか。

何も考えていなかったのだろうか。

世界の人はみんなそのことと

どんなふうに向き合っていくんだろう。

 

しょうがない

 

その一言に尽きるのだけれど。

 

今までずっと

先にある希望や夢みたいなものを目指して

日々頑張ることが習性のようになっていて

頑張ればいつか手に入るその夢に向かって

頑張ることが日常でした。

 

その夢や目標が

自分の年齢に照らし合わせると

無謀なものに思えてきたのが最初の兆候。

本当に今からそんなことをしたいと思ってるのか

果たして本当に出来るのか?

 

鏡に映る自分の姿が

どう取り繕っても取り繕いようのない

年齢なりの様子になっていくことも

気力や体力が今までとは

明らかに変化してきたことも

ひとつひとつのことが層になり

あぁ自分もいつの間にか

こういう年齢になり

そういう年代の人として

今は存在していることに

急に気がついてしまった。

 

そして社会は、もっと若い人たちが

すでに立派に動かしているのだな。

 

だからと言って急に

仕事や生活がなくなるわけじゃなくて

日々は淡々と続いていきます。

いやでもおうでも続いていきます。

だったらねぇ

出来るだけ楽しくしていく方が

いいに決まってる

 

まずはお婆さんになっていく

自分を認めて受け入れることからかな。

 

そんなところでジタバタしてても

しょうがないし意味がない。

ここから先

自分が何かできることがあるのなら

それは何かを考えながら

1日1日を心から楽しもうと思うのです。

 

昨日は新しい近所の友人が

ご飯を食べに来てくれて

誰かのために普通の晩ご飯を

少し張り切って作りました。

そんなささやかな時間が

ありがたくて嬉しいこと。

そんな時間を重ねながら

また、今日も明日も笑いながら

過ごせますようにと思います。

 

本日も、お越しいただき

ありがとうございます。

 

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着付け練習中

 

着物仲間の新年会に

参加する予定があります。

最後に着たのはいつだっけ?

 

足りないものはないはず。

小物も、草履も、羽織るコートも

必要なものは揃ってるはず。

大丈夫かな?不安。

 

そして、どうにか着られるだろうな

とは思えるようになったけど

きれいに着られるのか

上手に楽に着られるのかは

全く別の話。

 

ということで、とある平日の夜に

着付けの練習をしました。

新年会だし、

会場は小さいとはいえ

ホテルだし、

やっぱりやわらかものと言われる

絹の着物を着たいところ。

 

おしゃれ着物と違って、

するする滑るから

着るのはちょっと難しくて

着付けのハードルは上がります。

自力でどうにか着られるかどうか

確かめなくてはね。

ぶっつけ本番で当日は危険すぎることも

何度も失敗して学習しました。

どうしても無理そうなら

大島にします。

 

着物と帯の取り合わせもあり

候補になるのはほんの数枚で

いつも同じ着物に同じ帯。

(ちょっとつまんない)

鮫小紋のこの着物かなぁ。

 

 

一張羅の博多帯にして

帯締めも新春ぽく銀糸の入ったものがあったので

それを締めてみることにします。

 

いざ着ようと思ったら

まぁ、びっくりするくらい覚えてない。

焦って和江さんの

Youtube チャンネルのはしごです。

動画ってすごいなぁと

改めて思いながら

いろんなことを復習しながら

どうにか1回目は終了。

どう贔屓目に見ても

ぐずぐずでみっともない着姿。

はぁぁ。。。

 

ただ着るっていうのと

きれいに着るっていうのは別物です。

まぁ必要なものが全部あるのは確認できた。

厚みと幅の出た身体を

どうすれば少しでもマシに見せられるのか

補正と下着の段階から四苦八苦して

ここまでで軽く2時間。

 

反省点を踏まえながら

気力を振り絞ってもう1回。

今後はおそらく1時間くらいで

着られたし、多少はましになりました。

大丈夫かなぁと思いながら

当日に臨みたいと思います。

 

とはいえ、こうして着物を着ることが

曲がりなりにもできるようになり

最低限とはいえ一通り

必要なものは揃っていて

そして、そこまで緊張しないし

多少の組み合わせの変なところや

着付けのぐずぐずしたところも

おおらかに許してもらえるうえで

でも、無理しなくていいけど

ちょっと頑張れるなら

楽しく着物を着て集まろうっていう

場所を作っていただけて

着物?まぁ自分で着られるよって

ようやく言えるところまでは

どうにか来たかなと思います。

ありがたいこと。

 

それにしても、

背中に手が回らなくちゃ

上手に着られないし

そこそこの握力もするする動く手も必要です。

ここでも思うように動かない手まわりは

問題になるなぁと実感しながら

寒いのに、汗をかきながらの復習でした。

 

ここまでくれば

あとは着て出かけるのが

楽しみになってくるというもの。

3年ぶりの集まりとなりました。

嬉しいことです。

久しぶりにお目にかかる方もたくさんのはず。

楽しんでこようと思います。

 

本日も、お越しいただき

ありがとうございます。

それにしても、白猫は

こういうことをしてる間中も

静かにしていてくれてありがたい。

黒猫がいる頃は油断すると

着物も帯も小物も

噛まれたり引っ掻かれたりするので

常に緊張感たっぷりでした。

そういうことをこの子はしないのねぇ。

嬉しいような、淋しいような夜だったのでした。

 

 

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朝起きると手指がこわばってて

体操をしてほぐすのですけれど

それでも完全には取れないのね。

この強張りみたいなものがあるから

字を書くことも

絵を描くことも

裁縫をすることも

繊細な手仕事をすることや

ものを握るっていう基本的なこと

少し前まで意識せずにやってた動作に

あれ?と思うことが増えました。

キーボードを打つとか

そういうのは全く問題ないんだけどね。

 

で、握力もかなり落ちてるようで

ペットボトルの蓋を開けるのって

こんなに大変だったっけ?とか

些細なことに戸惑ってしまう。

 

台所で塩壺を取ろうとして落として

塩を床にぶちまける

みたいなことをバリエーション別に

液体、油、と

三回続け様にやらかして

ほとほと嫌気が差して、

動作そのものを丁寧にする

その必要もあるんだけど

手が若い頃のように動いてないことが

原因なんだろうなと思いました。

 

で、ちょっと調べてみたら

やはり自分でマッサージ的なことを

こまめにやるのがいいみたいです。

最近朝の体操以外にも

気をつけて伸ばしたり

押したりしてみたら、

ちょっと軽くなってきたみたい。

手が少しでもスルスル動くことは

こんなに嬉しいことなのかい。

 

どこもかしこも動かさないと

だめなんだなぁと痛感してます。

 

動く生き物なのだものね。

動きにくくなってるところを発見したら

諦めるんじゃなくて

どうにかならないかやってみよう。

40代の頃よりも

定期的にストレッチをしてる今の方が

身体は絶対柔らかくなってるもの。

小さな毎日の積み重ねが

今日の自分を作ってて

明日の自分を作っていって

そうやって未来はできていくのだ。

 

とか言いつつ、

ヘタレて全部放り投げてる日も

結構ありますが

指を自分でマッサージするくらい

お金がかかるわけじゃなし

思い出したらやる習慣を

つけたいなぁと思っています。

 

本日も、お越しいただき

ありがとうございます。

 

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石鹸を作る

 

石鹸の在庫が怪しくなってきたので

新たに仕込みました。

作り方はここ数回

ネットの中を検索して

大体の感じでやってたのですが

やはり納得いかなくて

石鹸を作りはじめた

きっかけになった本を

ネットの中で探して入手しました。

 

 

この本です。

まだ新しいものも手に入るようですが

自分が一度売りに出したのもあり、

中古で探して手に入れました。

 

1999年が初版のようなので

23年前の本です。

最初に買ったのはそのくらいの頃。

それからずっと作り続けてると思うと

すごいなぁ。

 

サステナかぶれの知識が入り

手作り化粧品の知識も入った

ここにきて読み直すとまた

別の本を読んでるくらいに

気づくことも共感することも

たくさんありました。

再度手に入れて本当に良かった。

 

そう、石鹸だけじゃなくて

化粧品やマウスウォッシュなど

他のものについても

いろいろとレシピが出ていて

なるほどね、と

試してみたくなる記述がたくさん。

 

材料を見て、製法をみて、

ふむふむ、と思える下地が

少しできてきたということです。

 

彼女はご主人がアメリカの方?のようで

昔の英文の資料をずいぶんと集めて読んで

研究なさった様子です。

日本でも作りやすい材料で

作りやすい分量で と何度も試し、

時間をかけて開発なさったレシピと

その作り方やコツを惜しげなく

詳しく教えてくださっているのがこの本。

それをホイホイと使わせていただいて

ありがたいことなのだなぁと

改めて感じることにもなりました。

 

昨日作ったのは、

オリーブオイルとパーム油と

ココナッツオイルをベースにした

マルセイユ石鹸です。

気をつけてレシピ通りに作ったので

今回はちゃんとできたのではないかな。

 

今までは作るだけで精一杯で

余裕なかったけれど、

香りをつけてみたり

色をつけてみたり

違うレシピにトライしてみたりも

ようやくできるような気がしてきたので

また近いうちにもう一回作ろうと思っています。

 

昨晩牛乳パックで作った型に流し込んで

発泡スチロールの箱に入れて丸1日放置

という工程の途中です。

固まったら型を外してまた1日放置

そして切り分けてから約1ヶ月放置して

ようやく使える状態になります。

これで8個くらいできるのだったかと。

消費期限が約1年。

 

娘にあげたり、

人にプレゼントしたりすると

あっという間になくなるし、

普通の石鹸よりは、柔らかくて

なくなるスピードも早いので、

気をつけないとあっという間に

在庫がなくなりますから

ザクザク作れば手土産にも

ケチケチせずに使えるかな。

 

自分はもうこればっかり使ってるので

あまり意識していないけれど

これ以外のものを使う気になれないのは

やっぱりすごく気持ちいいから。

ぬるぬるしないし、

洗い上がりがカピカピしない。

使ってみて、としか言えない感じ。

植物性のオイルを贅沢に使っているし

作ってる間にできたグリセリンが

そのまま含有されていて、

それがとてもいいのだそうです。

グリセリンは化粧水などにも入れる

大気中から水分を引き寄せる効果のあるもの。

市販の石鹸ではこれを製造工程の中で取り出して

また別の用途に使うのですって。

 

この、長く時間をかけて熟成させる製法は

コールドプレス製法というそうです。

前田京子さんが編み出したレシピが

日本でのこの製法の

石鹸づくりの基本になってること

さまざまなサイトを見ると

よく分かります。

 

キッチンで使うオイルやハーブで作った

オリジナルの石鹸やバスソルトを

気候や天気や自分の疲れ具合に応じて

選んで使うと癒されるよ、楽しいよ、と

お風呂場で過ごす時間の愉しさを

たっぷりと読んで

それだけで、エッセンシャルオイルを

買いに行きたくなってしまっています。

 

普通の家庭のキッチンで

普通に作られていた石鹸。

少し取り扱いに注意が必要ですが

さほど難しいものではなくて

ゆっくり丁寧に工程を追っていけば

極上の石鹸が手に入ります。

ご興味あればぜひ、

まずはこの本を読んでみてください。

きっと作りたくなっちゃうと思う。

 

本日も、お越しいただき

ありがとうございます。

 

[Disigner_ Kahoru Yamada]
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