花を贈る

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もう20年以上お世話になっているご夫婦は

少し年上で、とても素敵なご夫妻。

 

自分はどう暮らすか、暮らしたいか

働くこと 家のこと 住まうこと

動物と暮らすこと おしゃれのこと

たくさんの経験値と 人に影響されない凛とした価値観で

接しているだけで、目から鱗が落ちるようなことがいっぱいあって、

大人になってから私の生き方に素敵な影響を与えて下さった大事な方達。

 

「お金があろうがなかろうが、変わらない っていうのが

本当に上等な人間じゃない?」とか

「一緒に暮らせるかどうかは、温度だよ。」とか

私の中にはいくつも旦那様語録、奥様語録があるのですが

ご夫妻の潔く、楽しげな人生哲学と

とても真似の出来る気がしないスマートな暮らしぶりに

いつもたっぷり刺激を受けて

たくさんのことを教えていただいているのです。

 

先週末、ちょっとした打ち合わせを

我が家で行うことになりました。

そのときに奥様からはワインと

超絶美味だったロールキャベツを

ご主人からはお花をいただきました。

 

 

実はその前の週末に

ご夫妻の週末ハウスに伺ったときにも

市場で選ばれた白水仙の花束を

家につくと真っ先にガラスの花瓶にいけて

外のテラスのテーブルに ぽん、と置かれたのはご主人でした。

数時間の滞在予定だったのにですよ。

コーヒーを楽しむテーブルに、まず花を。

数時間後にはその水仙の花束は

また新聞紙に包まれて車に積まれておりました。

 

もう、深く深く感じ入っていたのですが、

今週はこの花束を「彼が選んだのよ」っていただいて

また 感動。

 

花を持っていこう と発想すること

あの人には、これがいい、と迷いなく選べること

気負いなく、さりげなく、女性に花を贈れること

そんなことが嫌みなくスマートに出来る男性が

今の日本にどれだけいるんだろう。

食卓には花をって誰かに言うんじゃなくて

自分がその方が気分がいいから飾る。

それも、もう無意識に、レベルで。

文化のある暮らしというのは、

生活の中で紡がれるものなのだなぁ。

 

素敵に前を歩いて下さる方たちの存在は

本当に貴重です。

「次はあなたたちが、次の世代にしてあげればいいのよ」って

絶句するほどの高いハードルですが、

ひとつでも、ふたつでも、

いただいている有形無形のものを

誰かに手渡せるひとになりたいと願うことが

もう、すでに大事なモチベーションとなっていて。

 

何色か分からなかったフリージア。

2色入っているからね、という2色の花が

今きれいに咲いている我が家です。

春と夏の大人ニット!

入荷してきているものの、

撮影をして、ショップにアップするのが追いついていないのですけれど、

今日登録した新しい商品です。

綿麻ニットプルオーバー

 

これすごーくいいです。

着てみて娘と二人、にんまりしました。

うれしい!早く着たい!

 

小さすぎないから ぴちぴちしない

大きすぎないから ズドンと見えない

二の腕とかお腹回りとか隠したいところはゆるっと隠れて

腕は袖口に量感を持たせたミラクルラインで何だかほっそり見えるじゃないですか。

で、鎖骨見せです。衿もとはきれいに開きます。

絶妙にいいサイズ感で、いろいろなボトムに合わせやすそうです。

綿麻の糸でしゃりっとしていて盛夏にも涼しく着られそうです。

何色を選ぶかが悩みどころ。とりあえず決めて確保しなくては。

 

ニットは追加が難しいうえに、大量にご用意しているわけではないので、

お気に召しましたらどうぞ早めにお求め下さいね。

 

このニットと同じ綿麻の素材で、ドルマンスリーブのゆるっとカーディガンも作っています。

こちらも夏のはおりものとして

なかなかいい感じにあがっています。

近々アップしますので、どうぞお楽しみに!

 

さて、webショップではこの春の新商品をご購入いただきましたお客様に、

週変わりでプレゼントを差し上げるキャンペーンが始まりました。

今週はベルベットリボンカチューシャのプレゼントです。

 

東京は雪が降ったり、まだまだ寒い日が続いているのですけれど、

気持ちが春物に向かうのが不思議です。

明るいきれいな色、軽い素材感のものに目が向かう季節。

今年の春と夏。これから上がってくる商品たちを頭に浮かべて

どんなおしゃれを楽しもうか、今からワクワクしています。

 

 

毎日の時間割

朝起きてから出かけるまでにしたいこと、しなくちゃいけないこと。

会社に着いたら今日しなくちゃいけないこと、出来ればやりたいこと。

仕事が終わってからの家事の段取り、終わらなかった宿題の仕事。

忙しくなると後回しになる家事はいろいろあるけれど

やらないわけにはいかないことも、もちろん日々あるわけで。

洗濯とか、トイレットペーパーの買い出しとかね。

 

切羽詰まって来ると

段取り良くそういうあれやこれやの作戦を立てる時間そのものが

まずなくなってくるというループ。

 

絶対しなくちゃいけないことを

いかに楽しくやっつけることが出来るか

優先順位の付け方や

とりあえず、後回しでいいものを振り分けること

時には気分転換で効率がものすごく上がることもあり

真面目に机の前に張り付いているだけでは解決しないこともあります。

 

どんな時にも自分で自分に余裕のあるフリ。

テンパってるままに過ごすよりも

ずっといいペースで動ける気がします。

 

さて、春に向けていろいろなミッションが目白押しです。

いろんな人とつながったり広がったり

何だかいい感じなのです。

 

自分で作る毎日の時間割。

どんな時間割にするのかは自分次第だから

時々は「さぼり」時間もはさみながら、

話し合う時間、考える時間、動く時間、手を動かす時間を重ねて

いい仕事を積み上げていけるといいな、と思います。

 

さて、先日ご紹介したコットンボータープルオーバー

着用写真を撮影しました。

どうぞ見てみて下さいね。

少しずつ

お気づきいただけましたでしょうか?

少しずつホームページの中身を整理していっております。

少しでもお買い物しやすいページになるように

日々意見を出し合いつつ、作業を進めていっております。

まだまだなんですけれどもね。

とても強力な助っ人(WEB DESIGN TEAM)の力を

全面的に借りつつなんですけどね。

お気づきの点などありましたら、どうぞご意見お聞かせ下さいませ。

春の新作2つ目は、コットンニットの長袖カーディガン

黒は、とにかく間違いなく便利に着ていただけることでしょう。

白は、さわやかに、真夏にも涼しげにお召しいただけます。

きれいなブルーは、差し色にしてもシックで鮮やか。

そして、今年イチ押しのライムイエロー、

とにかく印象的で可愛い色です。これ、欲しいなぁ。

 

まだまだ寒い日が続く毎日ですけれど、

気持ちは確実に春に向かっていて、

きれいな色のニット、長袖コットンのTシャツ代わりに

春の差し色を楽しみながら、着てみようと思います。

皆様も、どうぞお試し下さいね。

お家で洗濯出来ますから、来年の冬までずっとヘビロテで、どうぞ。

春一番!

 

今年の春夏シーズンの1番早い商品が2型上がって参りました。

コットンの糸をハイゲージで編み上げたニットの長袖カーディガンと

上の写真のボーダープルオーバー。

どちらも同じ素材。やわらかな着心地のアイテムです。

春らしいきれいな色にも、さわやかな素材感にも

気持ちがふわっと明るくなって、とても嬉しくなりました。

 

このボーダープルオーバーは、こんなの作りたい!とお願いした

イメージそのままの仕上がりです。

今回の春夏コレクションの中でも

私のパーソナルチョイスとしてはベスト5に入る気に入り具合のアイテム。

長袖だし、この素材感なら、あったか下着を重ね着して、あったかい何かをはおって

まだ寒いけど早い時期から着られそう。

着た感じも早めに撮ってアップしますね。

取り急ぎ、お買い物していただけるようにホームページも作りました。

よろしければ、こちらから。

2月中に新しいものがどんどん入荷してきます。

遅れないようにご紹介出来るよう頑張ります!

手アイロン

洗濯物を干す前に、

きちんとテーブルの上で伸ばして干すといいよ、って

相棒の mpci から何度も薦められていたのですが、

せいぜいパタリパタリとはたきながら伸ばす程度で

そんな手間のかかること、と後ろ向きだったのですが、

伊藤まさこさんの「家事のニホヘト」の中に同じ記述が。

試しにやってみようとトライしてはまりました。

 

まぁ、何と気持ちのいい仕上がり!

確かに干すまでに一度全部伸ばしてたたむのは手間ですが、

下準備が出来ているので、干すという作業はあっという間に終わります。

で、畳み作業が本当に楽になりました。

我が家はタイミング良く取り込む人がいたためしがなく、

湿ったり濡れたりを繰り返したあげく

完全室内干し方針になっているのですが、

前日の朝洗って丸1日干されたものを

きれいに拭きあげたダイニングテーブルの上で、

床に下ろすことなくそのままたたむようにすると、

一度たたんでから干したものたちはピンっとしていて、

たたむのに費やしていた時間と労力は

半分以下になったのではないかと思うほど。

タイツなんてもう、ビニール袋に入って売られていた時のように

ぺたっとなって本当に気持ちいい。

 

それ以来やめられない家事の手法として定着しています。

下の写真は干す前の洗濯物。

これならアイロンかけなくても大丈夫だね、っていうものも増えました。

うーん。もっと早くから試してればよかった。

そうなの!?って思った方、どうぞお試しあれ。

 

着物にわくわく

娘の振り袖を発端にして、

先日私自身も訪問着を着させていただく機会がありました。

実家からあれやこれやと送ってもらい、

着物に興味が湧いてきたのですが、

あまりにも知識がなさすぎて呆然。

着付けていただくにも、何が必要なのかすら分からない状況に慌てて

着物本を2冊、がっつりと読みました。

1冊は基本知識を仕入れるために。

1冊は愉しみ方のヒントを仕入れるために。

そのうえで、半襟を長襦袢に付けたり

足りない小物を買い足したりして準備を整え、

一式揃え持って着付けていただきました。

着付師の方の腕がいいと、とても楽に着られるものですね。

そして、ヘアセットも素敵にしていただいて、

久しぶりの着物は、とても楽しかったのです。

和装だと周囲のひとたちの視線が何と好意的で優しいこと。

というか、そもそも視線を向けてもらうことなどぐんと減っている日常ですから、

何だか嬉しく新鮮な気持ちになりました。

これをきっかけにして、ちょっと和服を愉しむことにトライしようかと。

ハードルを下げるためにも お金をかけずに がテーマですが。

まずは、自分で着られるようにならなくては というところから(苦笑)。

気軽に着られるようになれば、着ていく場所は自然に広がりそうに思います。

ネットで調べるとたいていのことは分かりますし、

素敵な着物ライフのブログもいろいろとありそうです。

3日坊主に終わらないといいなぁ、と思いながらの新しいテーマ。

さてさて、どうなりますことやら。

 

参考にした本2冊もご紹介しておきますね。

着合わせから手入れまで着物イロハ事典

くるりという可愛い着物屋さん監修の本。基礎知識はこれでばっちりかと。

 

召しませキモノ

こちらは、漫画です。

日々和服で過ごす著者の気軽に着物と接する姿勢や日常に

構えずに着てみようという気持ちになる楽しい本でした。

スタッフ募集のお知らせです

伊勢丹新宿店の子ども服フロアにて

パルレシフォンの担当として販売をして下さる方を募集します。

 

私が販売ということを直接お客様にしたのは、

事務所の近くでアトリエセールをした時がはじめでした。

まるで何をどうすればいいのか分からずに、

お客様に声をかけていただいた時だけ、おずおずと商品の説明をしたり、

サイズ違いの在庫を探したりしておりました。

一緒にセールを開催していた

近所の子ども服ショップのオーナーマダムの接客術に圧倒されたのを覚えています。

彼女と話しながら、お客様が楽しそうにお買い物をしていらっしゃる姿が印象的でした。

 

販売って平たく言えば「洋服を売る仕事」なのですが

決して「売りつける仕事」ではないのです。

何かいいものないかしら? とか 春物の可愛い服を とか

来週の結婚式のための服を とか

お店にいらっしゃるお客様の動機はいろいろ。

買いたい気持ちのレベルも様々。

でも、本来お買い物って楽しいものではありませんか?

どんな小さなものでも、毎日の食材でも、

何か手に入れてうちへ帰る、

お買い物というのは気持ちが嬉しい営みです。

その楽しさをふくらませたり、手伝ったり、

お客様と話しながら、何をどんなものを探しにいらしたのか

何をおすすめしたら喜んでいただけるのか考えてお手伝いするのが

販売という仕事なのだろうと思います。

いいお買い物をしたわってニコニコして帰っていただけるように

想像して、説明して、ご紹介して

試着していただいて、よく似合って可愛くて

喜んでいただけたらとっても嬉しい。

いまひとつ、また今度、となっても、

パルレシフォンの商品を手に取っていただけたり

試してみようと思っていただけただけでも

嬉しいことだなぁと。

先日の西宮阪急での販売応援では

ずっと心の中でそんなふうに思いながら立っておりました。

 

私たちが作った服を、お客様のもとに届けていただく仕事。

私たちのチームの一員として、

一緒に働いて下さる方を募集します。

伊勢丹新宿店という素敵な場所です。

働く時間も、日にちも、どうぞ一度ご相談下さいね。

 

くわしくはこちらから。

いいご縁がありますように、楽しみにお待ちしています。

 

モデルさん、お待ちしてます!

毎シーズン、カタログを作るにあたり、

どんなカタログにするのか

いろいろと話し合い、考えて考えて決めていきます。

今回の春夏に関しても、方針を決めかねていて、

ようやく先頃方向性が見えてきたところ。

 

常に変化、進化、と思いながら

ようするに試行錯誤しながらの年月。

楽しみに待っていていただけるものを作りたいと

その気持ちだけは強く、先走っておるのですが。

 

半年に1度のカタログだけでは、

それ以外のものをご紹介しづらくなってきており、

シーズン中に作り足していく商品なども含め、

今シーズンの春夏コレクションの

webショップでの商品紹介写真にご協力下さる

可愛いモデルさんを募集することになりました。

くわしくは、こちらから

 

素敵な出会いがあるといいなぁ、と

楽しみにお待ちしております。

 

カタログだけではなく、

ウェブショップでも

どんな風にご紹介すれば、

お店で見ていただくように分かりやすく

商品の魅力を伝えることが出来るのか

なかなかさくさくとは進まない

この考えたり、アイデアを出したりする作業を

焦っても仕方ないと、腰を据えて、

集中してやっていこうと思います。

どうぞ、楽しみにしていてくださいね。

特別な日に。

前の日も次の日の今日も東京はいいお天気なのに、

よりによってあり得ないくらいの大雪になった成人の日。

さる年の子どもたちの、ちょっと間の悪いとほほな感じがここにも。

我が家の娘もそのひとりでした。

皆前撮りしてるよ!と去年からさかんに言ってるのも聞こえないふりして

ぎりぎりまで準備も出来ずに

私が着た着物を送って!と実家の母にお願いしたまま

中身を確認したのは数日前。

スタジオに持ち込ちこんで

足りないもののチェックをしていただき、

それを揃えるのが精一杯。

重ね衿って何?って

今時の成人式着物のはやりとかには

まったく神経を使う余裕がなく、当日を迎えてしまいました。

 

真っ黒に日焼けして、パンパンに太っていた二十歳の私。

あまりに似合わなくて着物そのものが苦手になってしまったという曰く付きの振り袖です。

古い着物、しかもあの着物で大丈夫かなぁと、不安に思いながら迎えた日。

それを娘がとても素敵に着てくれました。(すみません。親馬鹿です はい。)

自力で娘に着物を作ってやることなど出来ない今の私には

母の想いがこの日につながったのか、と感慨深いものがありました。

大事に手入れをして、保管して、孫が着てくれたら素敵なことですねぇ。

着物にはそれが出来るってすごいこと。

とてもきれいに、なおかつ楽に着付けていただき、

いつまでも名残惜しそうに着物を脱がずにいた娘。

いい1日になりました。

 

前日まで、西宮阪急の店頭で店番をしていたのですが、

入学式のためにとパルレシフォンの服を

選んで下さるお客様が何人もいらっしゃいました。

その大事な1日のために、選んでいただけることの嬉しさと

同じくらいの責任を感じて

自然にどうか、素敵な一日になりますようにと祈りをこめて

ブラウスやワンピースをお包みし、お客様に手渡しておりました。

 

娘の着付けとヘアメイクをしてくださった方たちが、

成人式も、結婚式も、七五三も、

私たちの仕事にはいつも「おめでとう」の言葉がついて来る

いい仕事だと思いますとおっしゃっていました。

 

思い出に残る大事な一日。

おめでとう の言葉と一緒にある服。

身にまとうものには、こんな素敵な場面と役割があることを

あらためて心に刻む機会になりました。

普通の毎日の時間と

特別な日の特別な時間。

それぞれにふさわしい、愛しく思える服を

お届けしていきたいな、と思います。

 

親馬鹿ついでに、1枚。

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